「毎日娘にマスクをねだるお友だちへの対策で、手作りマスクを渡したら、そのママから言謂れのないクレームを受けた私。身勝手な言い分に腹が立ち、反撃してやりました」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードが漫画になりました。この時、あなたならどうしますか?
これはコロナ禍になる少し前のお話です。
私は40歳の主婦で、夫と4年生(10歳)の娘と3人暮し。
私たち夫婦は、揃って花粉症です。
残念ながら娘も花粉症で、通常、毎年1月くらいから家族でマスクが手放せません。
娘もマスクで花粉予防をすることには理解をしてくれていて、1年生になるころにはしっかりマスクをして学校へ。
この時期は、インフルエンザが流行する時期でもあるので、予防にもなっていました。
校庭で遊んだり、汚れた手でマスクを触ってしまうこともあるので、替え用に2枚ほど、ジップロックに入れて持たせていました。
そこで気になり始めたのが、娘用のマスクの減りが早いこと。
基本的には1日1、2枚で十分足りているはずなのですが、おかしいと思い娘に聞いてみると、意外な事実が発覚しました。
「●●ちゃんがマスク1枚ちょうだいっていうからあげてるの」
「毎日?」
「うん。だいたい毎日言われる」
●●ちゃんは同じマンション、同じクラスのお友だちで、そこまで仲が良いというわけでもありません。
それなのに、ほぼ毎日マスク渡していたというからびっくりしました。
「1回、2回だったらいいんだけど、あなたが使うために予備を持たせているのよ。私が使うから、今日はあげられないと言ってみたら」
そう諭した翌日、娘に聞いてみると、涙ぐみました。
「私が使うって言ったけど、1枚くらいいいじゃんって言われて渡しちゃった」
確かに1枚くらいいし娘を責めるつもりもありませんが、1箱2カ月くらい持つのになんだかなとモヤモヤしていました。
そこで私が考えた作戦は「手作りマスク」。
ガーゼでさっと作り、ジップロックへ。
「今日もちょうだいって言われたら、これをあげてね」と伝え学校へ送り出しました。
もちろんその日もマスクをせがまれ、娘は手作りマスクを渡したそうです。
これで収まればいいなと思っていた矢先。
お友だちのお母さんが我が家へやってきました。
「こういうのとかいらないから」となんと、手作りマスクを返しに来たのです。
漫画:佐々木ひさ枝/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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