「給食調理の仕事をしていた時、栄養士には『触らないで』と言われ、先輩たちも見て見ぬふりしていた謎の在庫。これ、まさか悪用しているのでは...そう気づいた私は、もう黙っていることはできませんでした」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードが漫画になりました。この時、あなたならどうしますか?
あれは10年前(当時34歳)、私がとある中学校の給食室で働いたときの話です。
知り合いの子どもたちが何人か在学している学校でした。
給食を作る仕事は大変だと聞いていましたが、「ここまで大変なのか?」と思うくらい体力的にも精神的にも辛かったです。
しかも上下関係は厳しく、怖い先輩方ばかりでした。
そして私用の話をする暇がないくらい、覚えることが多かったです。
献立によってルールが違うので、4月から勤め始めた私がすべてを覚えるのに3カ月くらいかかったでしょうか、その頃になんとなく思っていることがありました。
給食室に宅配業者が頻繁に来るのです。
1番下っ端なので、来客対応は私。
宅配業者が来たら、栄養士の先生(20代後半)を呼ぶようにと言われていました。
呼んだ後にすぐに仕事に戻るので、どんな話をしてるのかは分かりませんでした。
そして仕事に慣れてきた10月くらいでしょうか、私は一番簡単なデザートを任されるようになりました。
例えばいちごなら1人3個ずつ、人数分をクラスの容器に入れていきます。
クラスが多い学校だったので、何箱も積み重なっています。
そして別によけてあるイチゴの箱がありました。
作業をしていると、栄養士の先生がやってきてよけてあるいちごの箱を指さし「この箱は触らないでね」と言いました。
その頃は私が間違えないように教えてくれているのだと思っていました。
またある日、リンゴを任されたとき。
まずはリンゴの数を数え、リンゴを剥いていくのですが、そこに栄養士の先生が来たのです。
漫画:なみき/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
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