「私は本当に仕事が出来るんです!」不遜な新人が面倒くさすぎる

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ペンネーム:OTAFUKU
性別:女
年齢:49
プロフィール:二人の子持ちの兼業主婦です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

私の勤める会社にある日入社してきたのは44歳の女性。面接時はとても控えめだった、と後に担当者から聞きましたが、この人がとんでもない困った人でした。

指導を任された私は一つずつを丁寧に説明していきました。その都度「あぁ、なるほど!」と納得したような返事をされていたのですが、その言葉の後に必ず「以前勤めていた会社ではこんなやり方はしていませんでした。本当にこの処理の仕方が適切ですか?」とか「私は以前、業務の全てを一人でこなしていたのでこの位なら簡単です」と一々口を挟まないと気が済まないようでした。

同じような業務であっても当然のことながら各社で仕事の進め方にも違いがあります。ですので「他は知りませんが、当社はこの方法でやっているんですよ」と伝えても「効率的ではありませんよね?」と突っかかってくる始末。「仕事はチームプレーですよ?」と伝えても「何人かでやるより一人で出来る方が素晴らしくないですか?」と何とも嫌味な顔で言われました。

私は内心面倒くさい人だなぁとは思いつつも、当然社会人として失礼のない態度で接していました。

入社して間もない頃からそんな態度でしたので、日が経つと益々不遜な態度になってきたその方。

「私はどこに行っても評判が良くて、本当に仕事ができるんです」「誰にでも愛される性格だねってよく言われます」「顧客管理も私に任せておけば大丈夫です」と言い放ち、社内でもあまりに酷いその態度に反感が出始めました。

自信たっぷりなはずの肝心の仕事も、全く進んでいません。私はその都度彼女に注意しましたが、明らかに自分の方が仕事ができると思い込んでいる彼女にしてみれば、自分が見下している私からの注意はプライドを傷つけられるようで、当然素直には聞きませんでした。
そんなやり取りを見ていた上司が直接彼女を注意しましたが「私は仕事ができるんですよ! 周りの人は私に嫉妬しているんだと思います。是非結果を見て判断して下さい!」とまたもや自信たっぷりに断言していました。

そんな彼女に周りが手を焼いている中、一本の電話を皮切りに取引先から次々と彼女に対するクレームの電話が入るようになりました。小さなことでは「あの方に伝言をお願いしたのですが、明日が納期です。お聞きになられていますよね?」ということもありました。当然彼女は伝言をメモに残すという当たり前のことすらしていなかったので、担当者も大慌てです。大きいものでは営業自体を脅かすような大失態もしていました。

一つ一つ平身低頭で謝罪をしている同僚を尻目に、彼女は「あの担当者の人ってちょっとヒステリーですね。私は何もしてませんよ」「皆さん誤解があるようですが、悪いのは全て相手側なので」と言い訳をしていましたが、社長のところに取引先から直接彼女を名指しでクレームが入り社長直々に叱責された彼女は流石にまずいと思ったのか、ある日突然「次の就職が決まりましたので。ここよりもっと自分の能力を活かせる会社です。お給料もあちらの方がいいですし」と逃げるように辞めていきました。

彼女が去った後はやり残された業務を必死で片付けました。

それでも彼女が居るよりは断然効率的に仕事が進むと皆が思ったのも当然のことです。

働く以上仕事に対するプライドは必要だとは思いますが、この社会には彼女のようにそれが的外れであり尚且つ自分を省みることを一切しようとしない人が本当に居るんだなぁと違う意味で感心しました。

二度と会いたくはないですが、この先の自分の反面教師にしようと思っています。

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