性別:女
年齢:40代
プロフィール:長男の嫁になって10数年。夫婦でドライブに出かけるときが一番楽しい専業主婦です。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
◇◇◇
結婚と同時に義両親と同居しました。
今となってはもう遅いのですが、多少の痛みがあっても「お金」についてきちんとしておくべきだったと痛感しています。
長男である夫と義両親の費用の分担は、主人が住宅ローンを負担、義両親は光熱費を負担しています。専業主婦になった私は台所を預かり、食事は家族全員分、日用品についてもなるべく安いものを探し、また気をきかせ「何か必要なものありますか?」などと声をかけ買い物に出かけていました。
光熱費に関しても節約を心掛けて、つけっぱなしの電気は消す、水はこまめに止める、など努力していましたが、家族がみんなでそう思わないと無理なことに気がつきました。
義母は周りからよく気のきく親切な人と思われているのを知っており、それを維持するための見栄を張ります。
冬は、いつお客様が来てもいいように家中にストーブを朝から1日中つけっぱなしにします。誰も来ない日も毎日ついています。お客様がいらっしゃる前には花を買ってきてかざり、手土産を準備します。そのお客様は義母に相談事があっていらっしゃいます。なのになぜこちら側が手土産を準備するのでしょうか?
でもいいのです。義両親の生活の範囲内でやってもらえるのなら何もいいません。しかし、冬場、灯油代は数万円になり、義両親も大変になるようです。
そうなるとお金の請求があります。
「ボーナス出たんだろ!」「よこすのが普通だ!」と、怒鳴ります。
確かに、主人は結婚前までは給与の半分をローンや生活費として要求されるがまま渡していて、ボーナスの時期も請求されるので渡していたようです。
主人は結婚したのだから今までの様には無理だよと伝えてくれたようですが、「死んでやる」と興奮して怒鳴ったようです。
何とかしなくてはいけないことなのはわかっていたので、夫婦で話し合ってローンを見直し、返済期間を長くして、毎月の支払額を減らしたいと義母に相談してみたのですが、
「この年で借り換えしたらもうお父さんの家(名義)じゃなくなる!」と訳のわからないことを言いだしました。現実書類上では義父の名義は半分ありますが実際は長男がいなければ生活自体できないのに、いつまでこんなことをいっているのか......。
こんな状況が解決できないまま私達も年をとってしまいました。
このような経済状態なので私も働き続ける必要があり、子供を育てる余裕などはどこを探してもなく、親になることをあきらめてしまいました。
振り返ってみると寂しいです。
義母は現在も我が家の頂点に君臨しており、どうにもならない日々をモヤモヤと過ごしています。
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