50歳を目前に、遅ればせながらやってきた韓流ドラマブーム

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ペンネーム:向日葵
性別:女
年齢:50
プロフィール:12歳から23歳の3人の子ども&脳梗塞の夫と暮らす、50歳のワーキングマザーです。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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韓流ドラマの「冬のソナタ」が日本で人気を呼んでいた当時、私は30代なかば。和洋を問わずに映画やドラマを見るの好きでしたが、韓流ブームに乗れないまま時は過ぎていきました。流行に乗れなかった理由は、当時、ちょうど私自身のバセドウ病が判明して1カ月ほど入院したりその後も通院治療をしたりと、身心ともに余裕がなかったからかもしれません。「そのうち病状が落ち着いて気持ちに余裕ができたら見てみよう」などと思っているうちに、早十数年。50歳を目の前にして韓流ドラマを見るきっかけになったのは、高校の同窓会のときに韓流にはまっている友人からある作品を「すっごく面白いからみてみて!」とすすめられたからでした。

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そのドラマのタイトルは「私の名前はキム・サムスン」。正直なところ、タイトルをきいた時には「なんだかストレートな名前だな」と、本当に友人がいうほど面白いのか半信半疑でした。でも、せっかくの友人のおすすめ作品。とりあえずレンタル店でDVDの1巻だけ借りてきてみてみることにしました。もし面白かったら、そのときは続きを借りればいいと思っていた私は、DVDを見終わったときには「なぜ続きを借りてこなかったのか」と、自分の読みの甘さを後悔しました。それほどに、その作品は面白かったのです。

韓流ドラマに対する私のイメージは、「美くて切ない恋の物語」的なものだったのですが、「私の名前はキム・サムスン」は、思わず声をあげて笑ってしまうようなラブ・コメディ。ヒロインが失恋をしたり年下の御曹司と恋をしたりするラブ・ストーリーは、王道といえるかもしれませんが、この作品のヒロインのキム・サムスンは少しぽっちゃり体形の30歳のパティシエと、かなり親しみやすい人物設定。とにかく飾らない性格の明るく元気なヒロインが最高に魅力的で、すっかりファンになってしまいました。つらいことや悲しいことがあっても一生懸命頑張るサムスンの姿に、たっぷりと元気をもらった気がします。

その後、すっかり韓流ドラマにはまった私は、「冬のソナタ」「天国の階段」「宮廷女官チャングムの誓い」など数々のお気に入り作品を増やしています。でもやはり、最初に韓流ドラマにはまるきっかけになった、泣いて笑って元気をもらえるラブ・コメディ「私の名前はキム・サムスン」が今でもいちばんのお気に入りです。

この作品に出会わせてくれた友人には、心から感謝しています。友人は他県に嫁いだためなかなか会うことができませんが、お盆やお正月に帰省するときに顔を合わせるので、その時にはお気に入りの韓流ドラマについて楽しく語りあってみたいと思っています。

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