性別:女性
年齢:54
プロフィール:貯金をしながら、お金のかからない趣味を楽しんでいます。最近ハマっているのはガーデニング。簡単で楽しいです。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
子供の頃から考えると、随分色んな趣味を持っていました。昔はペットボトルなどなかったので、コーラやビールの空き瓶で人形を作ってみたり、うちにはオーブンがなかったので、オーブントースターで工夫しながら焼き菓子を焼いてみたり、センスの悪い服もたくさん作りました。
ですが、子供ができてからというもの、あまり趣味にお金を掛けられなくなってしまい、子供が大きくなった今でも老後のことを考え、節約する日々。
そこで見つけたのが「お金をかけないで楽しむ」をテーマにした趣味。例えば今続けているのは、紫陽花を挿し木したり、ご近所さんから頂いたビワを食べて、その種をプランターに撒いて育ててみたりしているお金をかけないガーデニングです。
紫陽花は、うちの借家に生えている紫陽花の花を、茎の30cmくらいの所から切り、室内で花瓶挿して楽しんだ後、花を切り落として茎を3等分し、ずっと使っていなかったプランターに植えてみました。すると、3本の挿し木のうち2本は残念ながら枯れてしまいましたが、1本だけ葉が生えてきたのです。
本当に小さな、よく見なければ見落としてしまうほどの葉っぱでしたが、きれいな緑色でした。そして、お隣の奥さんに紫陽花のことを話すと「葉っぱが生えたってことは、根っこが生えているってことよ」と教えてくれました。成長は思ったよりもゆっくりで、紫陽花は1カ月ほどで5cmくらいになりました。
ビワの方は、ご近所のおばあさんの家にある大きなビワの木から、少しだけお裾分けしてもらったものです。私が「見事なビワの木ですね」と言うと、「これ、よそのうちから貰ったビワを食べて、中のタネを庭に撒いたのよ。それが何年も経ってこんなに成長しちゃったの」と、そのおばあさんはおっしゃっていました。「じゃあ、これも庭に撒いたら、こんな風に大きくなるんですか?」と聞くと、「分かんないけど、育つんじゃない?その時撒いたのは1つじゃなかったから。5粒くらい撒いて、その中で生えてきたのがこれなのよ。他にも生えたのはあったけど、友達にあげちゃったわ」とおばあさん。
「じゃあ、2つくらい撒いてみよう」と、帰ってからビワの種を撒いてみました。ですが、撒き方が間違っていたようで、ビワは1カ月経っても何も変化がありませんでした。
どうも、ビワの場合は、土に埋めたらいけないようです。半分くらい種が見える状態で植え直したら、すぐに芽が出てきました。
タネが半分に割れたかと思うと、その割れ目の中央から芽が生えてきたのです。ほんの5mm程度に成長した芽を見ながら、こんなに小さな芽が屋根よりも高く成長する事を考えると、感動せずにはいられませんでした。今は小さなプランターに植えているので、近いうちに大きなプランターに植え替える予定です。私の家は借家なので、庭に直接木を植えることはできませんが、いつか家を買うことができたら、その記念樹としてビワと紫陽花を植える予定です。
ビワと紫陽花の成長も楽しみですが、記念樹として植えることも一つの目標。目標があれば、お仕事も生活も頑張れるもの。自分の家のお庭でなっているビワを食べたり、紫陽花を眺めることができる生活、いいですね。
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