障害を持つ子供を支えてくれた保育園の先生との感動の再会

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ペンネーム:てんてん
性別:女
年齢:48
プロフィール:中学生、小学生、保育園児の子どもをもつシングルマザーです。自身は片耳難聴ですが、前を向いて子育てと共に、新しい人生を開拓している最中です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

私には子どもが3人います。今年の春に夫と離婚し、シングルマザーになりました。
遅く生まれた一番下の子どもは、保育園児です。知的障害があるため他の子より成長が遅く、今年年長になりましたが、まだ人と会話をすることは難しいです。
3歳から保育園に入園し、健常の子どもたちと一緒に生活をしています。最近では本人なりにジェスチャーや単語を使って、大好きな先生方やお友だちとコミュニケーションが少しとれるようになってもきました。

そんな中、一番エネルギッシュに子どもと一緒に遊んでくださっていた担任の先生が、ある日突然お休みになってしまいました。その先生のお陰で、子どもはできることがたくさん増え、お友だちとの関わりもできるようになってきたので、親子で絶対の信頼を寄せていました。園からの事情説明がなく、私の子どもは話ができないため、お休みの理由が全くわかりません。そこで、他のお友だちのママさんに尋ねると「先生は風邪が長引いてるって他の先生から子どもたちに説明があったらしいわ」とのこと。そして詳細は不明のまま、保護者同士が出会うと、「先生どうしたんやろね」と心配する日々を過ごし、いつの間にか、数カ月が過ぎてしまいました。

私の子どもは時々、園で撮った写真を見ながら、「てんてい(先生)、ない(いない)」とつぶやいたり、園の下駄箱に置いてある先生の靴を指さして「てんてい(先生)、の(靴)」と言ったりしていました。先生が来ていないことを本人なりに理解していたようです。

そして、つい先日、復帰されるとのお知らせ用紙が家庭に届きました。でも、残念なことに、クラス担任から降りられてしまう旨も書かれていました。説明しづらい事情があるのかなと思いましたが、復帰されるのはとてもうれしく、親子ともにその日を楽しみに待ちました。

いよいよその日の朝、私が子どもを送って行った時、教室前の廊下に黒山の人だかりが。子どもの同級生がいっぱいいます。近づくと、真ん中に復帰された先生がいらっしゃって、子どもたちから「おかえり~!」とハグの洗礼を浴びているところでした。違うクラスのお友だちもたくさん来て、その先生の名前を呼んで、みんなにこにこしていました。

先生は泣いていました。号泣でした。
その素直な様子に、思わず私ももらい泣きしてしまいました。子どもたち、先生がいなくて寂しかったんだな、帰ってきてもらえて嬉しかったんだなあって。信頼されているって素敵なことだなと感動しました。

私の子どもは最初、人だかりにちょっとためらっていましたが、大好きな先生がいるとわかり、自分から寄っていくことができました。普段、人だかりは苦手で、近寄ることすらしないのに。

子どもが近づくと先生はすぐに気づいてくださり、名前を呼んで、ぎゅっとハグしてくださいました。それを見て、また涙が......。
とにかく大好きな先生が帰ってきてくださってよかったです。保育園での生活もあと半年ちょっとになりましたが、その先生ともたくさん思い出を作ってほしいなと思いました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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