趣味が高じて公募展に出品。入選、落選を経験し、いきついた抽象画

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ペンネーム:あさかのまあちゃん
性別:女
年齢:73
プロフィール:絵画好きが高じて、県展とか、公募展に出品しはじめました。その中でいろいろ出会いがありました。創作の苦労に明け暮れる日々を少し愚痴ります。

日本画教室に通い始めて間もなく、私が58才の時、県展に初めて応募しました。県展では、絵画部門は日本画と洋画に分かれています。洋画は応募者が多く、非常に入選が難しいのですが、日本画は落ちる人はいないなどといわれたものでした。たまたま教室の先生が審査員でしたし、日本画部門なので、無事に入選しました。教室の仲間2人は私より何年も前から、県展に応募して、常連のようです。
その後4年間は無事に入りましたが、5年目にはじめて落選を経験しました。教室の仲間2人も落選したので、どうもその年の審査員の感覚が、私たちの絵を評価しないようでした。その中でも特に私の絵が抽象に徹底していて伝統的な日本画と著しく違っているので、理解されなかったのかもしれません。笑い話ですが、一度応募受付の方に「これは洋画のほうではないのか」とはっきりいわれたこともあります。日本画と洋画の違いは画材だけなのに、と内心思ったことを覚えています。
最初に落選したときは、ショックで次の年は応募をやめました。ですが、その年以降今まで、欠かさず応募しています。落選はその後2回ありました。毎年審査員が交代しますから、入選、落選は、審査員の作品をみれば、少し納得できそうです。
会期中の審査員による講評会に一度でたのですが、担当の方のうち、おひとりの方が「自分には描けないが、こういう日本画もどんどんあった方がいい」といってくださったのに対し、他の方はコメントは冷ややかなものでした。


このように、公募展では思うところもありつつも、いい経験をさせていただいています。そして、応募する作品作り、これが私の楽しみであり、苦労するところでもあります。
もともと私は風景画が好きで、近所や公園、お寺や神社等々いろいろスケッチしました。自然のなかで、描きたいところを切り取り、自分流にアレンジする、これが私のやり方です。上手な人からみると、風景そのままでないので、どこを描いたかわからないともいわれたことがあります。桜がとってもきれいなので、花の色を際立たせるため、ぴかぴかの青空をわざと薄暗くしたこともあります。実際の風景とは違っても、気にしない、作品なのだから。作品は実際の風景の説明ではない!と考えていくようになりました。私にとては、抽象画はその延長線上にあるものでした。
機械製図関係の仕事をしていたので、線、四角、三角、丸で図面をかいていました。
60才位のとき、仕事の打合せで、お得意様の事務所に伺った時、プラント配管図を初めて見て、なんて素敵なのかと思いました。その図面は線や小さな丸や三角、四角等々、緑の画面に白抜きで描いてあったのです。図面自体は何の変哲もない説明図なのですが、縦横無尽に走っている線の美しさ。こんな絵が描きたいと思いました。今でもおぼろげに浮かびます。風景がばかり描いていた私が抽象画に魅力を感じるようになったきっかけでした。


現在、私の周りには、女性の絵描きが多く、それも抽象画を描く方が多いのです。それぞれがいろいろな入り方から、抽象画を描くようになったと思いますが、私の場合はこれがきっかけです。ただ、どんな約束事もない、自由な世界を創作するのですから、自分をどう追い込んで、作品をひねり出すか、いつもとても悩んでいます。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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