「スナックで知り合った男性と付き合っている」58歳の妻の告白。60歳夫「熟年離婚」のリアル<後編>

「妻から真剣に付き合っている男性がいると告白されて、熟年離婚について話し合うようになりました。今は前向きに捉えるようにしていますが、実際のところ不安がいっぱいです」

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■熟年離婚を前向きに捉えてはいるけれど...

スナックで出会った男性と付き合っていることを認めた妻。

この頃から、妻は私に対する不満も吐露し始め、今は何か吹っ切れた様子でその男と会う状態となりました。

我々夫婦にとって残りの人生はまだまだ長く、この先をどう生きていくのが良いのか考えることになりました。

別々の道を選択して再スタートを切るということを、ポジティブな選択肢として今は考えています。

「熟年離婚」は巷ではよく聞く言葉ですが、自分の身に降りかかると、結構大変なことが見えてきました。

親族との付き合い、資産、私の一人暮らしなどなど。

妻の相手の男性とも冷静に話し合うことはできていて、希望に満ちてはいませんが、絶望的な未来でもない方向で検討が進められています。

そうと決まれば、やることは20代や30代の頃と一緒です。

身の回りを整理して新たな人生設計を少しずつしています。

ある程度の見切り発車をする覚悟でいます。

今回のことは避けることができたのでしょうか。

できたとしたならいつ、自分の何を変えれば良かったのでしょうか。

心当たりはいくつも出てきますし、同時に言い訳も出てきます。

はたまたこれも運命で、変えることができないのだと考えることもできます。

我々夫婦はこのまま離婚という再出発を切れるのか、今はその最終段階にありますが、確かな思いとしては「自分のできる最善な方法を選択していくしかない」です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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