「あなたの腕に抱かれたい」父に内緒で同級生に会いに行こうとする母。私は必死に止めましたが...<後編>

「母が同級生に送っている情熱的なメールを見てしまった私。このままでは家庭が崩壊すると危機感を覚えました。必死に母を止めましたが、母は言うことを聞かず...」

「あなたの腕に抱かれたい」父に内緒で同級生に会いに行こうとする母。私は必死に止めましたが...<後編> 15.jpg

■家族の崩壊を救ったのは...まさにオチ

何これ! とあまりの展開に驚き、母は何を言い出すのかとあきれました。

ついに母は「私、東京に行ってくる」と言い出しました。

私が「それって 〇〇さんに会いにいくの?」と聞くと、なぜ私が知っているのかと母は驚いていましたが、それでも「行かせてよ」と一言...。

我が家の一大事、大騒動です。

立派な父がいるのに何でそんなことをするの? 

私は必死に止めましたが、ついに娘の制止を振り切り、母は意気揚々と出かけてしまいました。

ですが、その日のうちに母は浮かない顔をして帰ってきたのです。

聞いたところ、渋谷のハチ公で待ち合わせし、まずは二人でランチをしたそう。

ところが、雰囲気も何もない普通の喫茶店での普通の食事にがっかり。

しかも支払いはまさかの割り勘。

「あの人、ケチ」と愚痴る母。

一緒にいることさえ嫌で早々に帰って来たようです。

どんな紳士を想像していたか知りませんが、無残にも空想の恋愛世界は一瞬にして消え去ったようです。

でも、そもそもそんな話を娘にする? と私はモヤモヤ。

私は「馬鹿じゃない...?」と返して、もうため息も出ませんでした。

我が家を救ったのは同級生のケチな性格というオチでした。

のこのこと会いに行った母も情けない話ですが、父にこの件を知られなかったことだけが救いです。

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