「ついつい孫には甘く接してしまうものです。でも、あまりにも非常識な行動をしていたら、保護者が教えてあげないといけないのではないでしょうか。常識を知らないことのほうが、その子にとってよっぽど不利益だと思います。とあるスーパーで見かけたエピソードを聞いてください」
■勝手にスーパーのアイスを食べた子ども。保護者の反応は?
50代の男性です。
2021年のとても暑い夏の日、妻(45歳)と2人で近所のスーパーに買い物に出かけたときのことです。
60歳ぐらいに見える女性が、5歳ぐらいの男の子を連れていました。
どうやらお婆ちゃんとお孫さんのようです。
男の子は買い物中、特に騒ぐでもなく、おとなしくお婆ちゃんと一緒にお店の中を歩いていました。
私たちも男の子たちと同じぐらいのペースで店内を歩いて、今夜のおかずは何にしよう? などと話し合っていました。
ところが、アイスクリーム売り場の前に来たときです。
ふいに、男の子はカップのアイスを手に取ると、フタを開け、指ですくって食べてしまいました。
それに気づいたお婆ちゃんは「そんなに冷たいものばかり食べたら、お腹壊しちゃうでしょ?」と優しく声をかけ、アイスのふたを閉じてそのまま売り場に戻したのです。
えーっ! と思わず驚きました。
一部始終を見ていた私。
さすがに放っておくこともできず「そういうことしちゃダメじゃないですか?」と、お婆ちゃんに声をかけました。
すると、男の子に優しく声をかけていたのとは反対に、私には信じられないほどの強い口調で反論をしてきたのです。
「孫がお腹壊したら責任取ってくれるのか?」
思いもよらぬ言葉に私は戸惑いました。
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