「しつこく私にコンタクトをとってきたAさん。こちらも暇ではないので、おいそれと行くわけにもいきません。その後、セミナーで知り合った別のメンバーにAさんについて話を聞くと...」

■「会わないと話せない」そんな彼女の怪しい手口
Aさんから電話があり、「話がある」と彼女は言います。
話なら電話で済むことです。
どんな話かも分からないのに、のこのこと会いに行くほど暇ではありません。
Aさんと私は特に親しいわけではありませんし、起業セミナーの最終日に名刺交換をしただけの関係です。
そんな人が、私に電話で話せないような重要な相談や報告を持ちかけてくるとは到底考えられません。
私は「どんな話か分からないと会えないです」と何度も断りましたが、Aさんは「会ったら話をするので」の一点張り。
「分からない話のために時間を作れないので失礼します」
そう伝えて、その日は電話を切りました。
その後、私はセミナーの別のメンバーと駅で偶然会いました。
お互いの近況報告をしていると、Aさんの話になりました。
「そういえばこの前、Aさんから話があると言われたけど、なんの話か教えてもらえなくて...」
私が言うと、相手もびっくりした様子で...。
「あー! 私のところにも電話が来たよ! 会おうって言われたけど私も断ったよ!」
どうやらAさん、名刺交換をした相手に次々と連絡しているようです。
でも、同じようにみんなから会うのを断られたのでしょうか。
しばらくして、Aさんは痺れを切らしたのか、グループチャットに長文を流してきました。
そこに書かれていたのは「人それぞれに合う水がある」「それを1人1人に合わせてオーダーメイドする」という怪しげなものでした。
そして、お値段を見てさらに驚愕!
なんと、500mlで3万円もするのです。
さすがに水を飾っておくわけでもないでしょうから、これは飲料水。
こんなに高額な水を飲める人などそうそういません。
そして...怪しすぎる!!
当たり前ですが、誰もAさんに返信はしませんでした。
どう考えても怪しくて価格設定もおかしいのに、本気でそれを勧めてくるAさんには呆れと同時に恐怖を感じました。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。