セミナーで出会った怪しい女性。「1本3万円の水」を売ろうとする彼女の手口とは<前編>

「女性向けの起業セミナーに参加していたときのことです。後日、セミナーで知り合った女性から連絡があり、どうやら私に何か相談したいようでした。今思えば詐欺のような気がします...」

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■起業セミナーで連絡先を交換してしまった怪しい人

2017年、当時40歳の私は女性向けの起業セミナーに参加しました。

参加者は40人ほど。

講義を聞くだけのときもあれば、グループになってトークをしたり、やってみたいことを発表したりなど、有意義な時間でした。

ただ、こういったセミナーに興味を持つ人の中には、少し怪しい商売をしている人が紛れ込んでいることもあるようです。

グループトーク中に宣伝してくる人もいましたし、発表のときに「本当にそんな仕事やるの? しかもここで発表しちゃっていいの?」と、度肝を抜くような内容もありました。

セミナーの回数が進んでくると、名刺を作ってきて配る人も増えてきました。

私は積極的に名刺を渡してはいませんでしたが、「名刺交換しましょう」と言われれば、こちらも出さないのは失礼かなと思い、交換するようになりました。

セミナーの最終日には、SNSでグループチャットを開設してくれた人がいて、半数ほどの人がそこに参加しました。

当時の参加メンバーとは、グループチャットを通じてプチ交流をしていたのです。

セミナーが終了して数カ月が経った頃でしょうか。

名刺交換をしたうちの1人、Aさん(女性・40歳くらい)から電話がありました。

彼女は「話があるから会いたい」と言います。

「一体どんな話ですか?」

私が尋ねると、Aさんは「電話では話せない」と言うのです。

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