ガンを患い認知症の91歳の母「母さん、ごめんな」辛くあたっては後悔する一人息子の悩み<前編>

「女手一つで私(男性)を育ててくれた91歳になる母が、ガンを患いました。おまけに認知症も始まっています。苦労続きの母に優しくしたいのに、どうしても辛くあたってしまいます。母には余生を幸せに送って欲しいのに...」

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■ガンを患うまではスーパーおばあちゃんだったが...

昨年3月、90歳を迎える母が、通常だったら難しい年齢であるにもかかわらず、胃ガンの手術を受け無事成功。

そして異例の回復力で、現在は長年楽しんでいる晩酌までには手が届かないまでも、ほぼ通常通りの生活を送っています。

手術前までは、大好きなパソコンゲームを自分専用のノートパソコンで毎日欠かさず、という生活をおくっていた母。

晩御飯の支度も毎晩母が担当、89歳のスーパーおばあちゃんでした。

ただ、やはり大きな手術の後ということでガクッとくる部分が出てしまったのは事実です。

しかし、気丈な母は自分で乗り越えています。

ですが、私たち家族は、そんな母に対して優しく接してやれているわけではありません。

実は娘が2人の子供を生んだ後すぐに出戻りの状態で、もともと私の母とはぶつかっていました。

それもあり病後の母、つまりおばあちゃんには優しくなど全くできていません。

そして長男は、遠方へ転勤しているため、遠くから見守るのみです。

ただ、私の妻は母とは仲が良く、今も献身的に母を見ていてくれています。

さて、私はといえば、実の息子にもかかわらず、優しい言葉がかけられずにいます。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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