「もうすくバレンタイン。施設で暮らす義母に頼まれ、夫は毎年チョコを買いに行きます。その贈り先は夫! さすがにありがた迷惑と義母に伝えるのですが、どうしても譲れないようで、親孝行だと諦めています」
■義母のバレンタインは、変えることができないルーティン
なんと義母は「ごめんね、面倒ばかりかけて」と涙を流すのです。
実はコレ、夫の弁慶の泣き所。
義母に泣かれると自分が辛くなるので、ついついいうことを聞いてしまうのです。
そのことを知ってか知らずか、義母も......。
このあまりに気の毒な展開に私もついに参戦。
バレンタイン近くになったタイミングで義母の施設にちょこちょこ顔を出しては「お買い物ありますか~?」と聞いてみます。
しかし、「大丈夫よ、何もいるモノないから」とけんもほろろなお返事が。
ならばせめて、夫の好きなお酒ならと思い、それとなく義母に伝えてみても「いつものチョコを家族みんなで食べて欲しいの」とまたまた撃沈。
それならば、「同じものを買い置く?」と夫に提案してみたのですが、「あの様子だと、おふくろは日付すらチェックしかねない」と、そんな驚愕の理由で、このプランはお蔵入りとなりました。
どうやら、義母のバレンタインは、買いに行く人、場所、モノ、タイミングなどなど、何1つ変えることができないルーティーンとなっているみたい。
そうなると「これはオレがずっと付き合うほかないな」と、夫も苦笑いするしかありません。
義母はもともと頑固なところがあって、そのことを十分わかっている夫は諦めの境地に至ったのでしょう。
これって、夫にはホントに気の毒な展開なのですが「親孝行はできる内が花」だと言い聞かせるしない私たちなのでした。
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