高熱で寝込む母に「オレの昼メシは?」お湯しか沸かせない82歳の父の「老後問題」どうする?<後編>

「82歳の父のことです。家事を一切しないので、出来ることと言えば、「お湯を沸かす」ことくらいなんです。今は母が元気ですが、父が一人になってしまったら...。そろそろ考えなくてはと痛感しました」

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■寝込む母に「俺の箸どこ?」と聞く父...

母は今も働いていて、朝早くから夕方まで仕事に出かけているのですが、父がそんな調子なため父のお昼ごはんも用意をしてから仕事に行かなければならず、大変だとよく聞きます。

先日、母が高熱で寝込んでしまったときがありました。

そのとき父は「オレの昼ごはんはどうしたらいい?」と母の心配よりも自分のお昼ごはんの心配をしていたそうです。

しかし、なんとか自分でインスタントのものを用意し、さあ食べるぞとなったとき、「箸はどれを使えばいい?」と眠っている母を起こし聞いてきたそう......。

箸はいつもの場所に置いてあるし、割り箸も見えるところに置いてあるにもかかわらずです。

これを聞いたときは頭が痛くなりました。

母になにかあったら、父はどうするのでしょう。

今後の生活を娘の私も含めて考えていかなければいけないと痛感しました。

しかし、もう高齢となった気の強い父は、外の世界や新しい物事を受け入れてくれません。

もっと早くなんとかすればよかったと後悔しきりです。

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