「82歳になる父は家事能力ゼロ。出来ることと言えば、お湯を沸かすことくらいでしょうか。もし母に何かあったらどうするのでしょうか...」
■引きこもり生活の父。体を動かすのは移動だけ
実父は今年82歳、実母は72歳になります。
今は私も兄も実家から車で1時間ほどの距離に住んでいるので、父母は夫婦二人で暮らしています。
父はプライドも高く、見栄っ張り。
とても気の強い性格で、高齢になってからも母を困らせてばかりです。
母からはその性格のおかげで「大変なことが多く困っている」と、よく話を聞かされます。
父は定年してからは、家で一日中テレビを見て過ごしています。
野球観戦が好きで、夏になると高校野球とプロ野球観戦でテレビの前から離れません。
また、テレビを見ながらラジオも流します。
これがどんどんエスカレートし、今ではケーブルテレビも契約。
地上波では見られない野球の試合をずっと見続けているのです。
定年まで家族のために働いてくれていましたので、もちろん好きなことをするのはいいことですし、かまいません。
ですが、自宅での野球観戦に夢中になるあまりに、自分でもらってきた犬の世話もしなくなり、外にも出かけることなく、引きこもり生活になってしまったのです。
体を動かすのは家の中の僅かな移動だけ。
定年後からずっとこの生活を続けていたため、今は本当に体を動かすこと、ちょっとした移動も困難になってきているようです。
また、父のできる家事といえばお湯を沸かすことだけ。
食事の用意が難しいときのことを考え、せめてお湯さえわかせればインスタントラーメンが食べられるからと、定年後しぶしぶ覚えてもらいました。
ですので、ほかの家事は一切できません。
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