「子供のいない私たち夫婦。誰にも迷惑をかけないで元気に過ごしていくため、老後のことを今から考えています。そんなとき、義両親から『ローンの援助をして欲しい』との連絡があったのです」

■突然のローン援助の申し入れ。私たちの返答は...
私の嫁いだ先は農家の5男坊の分家で、夫を含め2人の息子(長男は私の主人)がいる核家族でした。
私たちは新婚の時はアパートに住み、子どもが学校に通う頃または義両親の体調によって同居する計画をしておりましたが、子宝に恵まれず、義両親も元気でしたので別居を継続しておりました。
50代になった夫が、そろそろアパートを出て実家に戻るか家を建てるかと考え始めた頃、義両親から住宅ローンが払えなくなったので援助してほしいと申し入れがありました。
しかし、私たちは長い不妊治療での出費が重なり、借金はありませんがやっと貯金ができるようになった状態。
アパートで生活をしながら援助することは現実的に無理だったので、同居を検討することになりました。
もともと義両親が住んでいる家は、見栄っ張りな義両親が夫から数百万円の頭金を援助してもらって、無理をして建てた大きな家。
このときは長男である夫が継いでくれることも計算されていたと思います。
ただそこは二世帯で住むには間取りが使いづらく、今後長く住むであろう子どものいない私たち夫婦には無駄なスペースも多くありました。
そこで提案として、「リフォームして二世帯仕様にし、ローンの残金とリフォーム費用おおよそ1,500万円を夫が負担する」、または「同じような大きな家は建てられないけれど義両親の部屋は和室を準備するので今の土地に建て替える。その費用はローンも含めて夫が負担(約2,000万円)」ではどうかと話してみました。
私は夫が決めたのならそれでよいと思っていましたし、とにかく物が多い義両親で、今後何かあったら片付けが大変だな~と思っていたので、これを機に断捨離してくれたらすっきりするなと思っていました。
しかし、その返答は予想外なものでした。
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