■義母と同居して始まった残酷な「嫁いびり」
約10年ほど前、当時60歳だった義母、67歳の義母の姉、30歳の義妹が住む家に同居したときの話です。
当時、私は32歳、夫は34歳。
結婚後、私の妊娠が発覚するまでは、義実家から1時間ほど離れたアパートに夫婦2人で住んでいました。
しかし、私が出産を機に退職することになり、自営業を始めたばかりの夫の収入では生活が難しいため、義実家に完全同居することになってしまったのです。
義母は、結婚前からとても気の強い人だということは理解していました。
私は自分のウエディングドレスは自分で作りたい夢があったのですが、裁縫学校を出ている義母から「自分が作る」と言われ、義母が作ったドレスで式を挙げることになりました。
また、私が仕事で疲れてアパートでダラダラしていたら、合鍵を使って義母が義父を連れて上がり込み、自分の家であるかのように説明を始めたこともありました。
義母は常に自分優先で、自分が一番正しいと思っている人なのです。
ずっと一緒にいることは無理だと思っていたので、夫には同居するなら期限を決めてほしいと頼んだのですが...義母との暮らしは予想以上に地獄でした。
義実家は、長年専業主婦だった義母が作り上げたルールで固められていたのです。
まず、洗濯機は二層式が絶対で「これじゃないと汚れが落ちない!」と言い張ります。
最初は二層式なんて使い方が分からず、「何もやらない嫁」と罵られました。
数年後、洗濯機が壊れたのを機に全自動洗濯機を私が購入すると、「使いづらい」「手洗いしてからじゃないと汚れが落ちない」などなど文句ばかりでした。
干し方も細かく決められていて、この場所の洗濯ばさみにはこの人の物を干す、順番はこうと譲らず、干し直されることなど日常茶飯事です。
義母を避けようと早起きして洗濯すると「ずいぶんお早いのね」と嫌味が飛んできます。
また、義母は車の運転ができませんでした。
いつもは義父が義母を乗せていたのですが、義父が他界した後はそれが私の役目になりました。
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