「終活も視界の片隅に入る76歳の母。新しい趣味を始め、父を亡くした寂しさから解放されて良かったと思っていた矢先、お付き合いしている人がいることが発覚。それだけならまだよかったのですが...」
親や夫、子ども、友人に職場の同僚、ご近所さん...。アラフィフ女性を中心に、みなさんから寄せられた人間関係の「モヤモヤ」「スカッと」「泣ける」実体験エピソードを、過去の人気記事をもとにして漫画で再構成しました。この時、あなたならどうしますか?
お付き合いしていることには納得していた私は、何の話だろうと完全に無防備な状態。
そして次の母の言葉に殴られたような衝撃を受けました。
「今付き合っている彼と籍を入れようか悩んでいるの」
「はぁっ?」
思わず大きい声で聞き返してしまいました。
同時に文字通り腰を抜かしそうになり、その場にしゃがみこんでしまった私。
母の相手にはまだ会ったことがありませんが、年齢は私と同じ52歳。
母より二回りも年下です。
それを聞いた私は勝手に、同じ病気で伴侶を亡くして落ち込んでいた母が気になって、相手をしてくれているんだと思っていました。
ただの相手の気まぐれだと、そう思っていたのです。
とはいえ、籍を入れるという話は母からしか聞いていません。
相手の方が実際どう思っていらっしゃるか聞いてないのでなんとも言えないのですが、もし結婚を望んでいるんだとすれば、母の何が良くてそんなことを思うのか本気で悩みます。
「すぐ介護が必要になるのが目に見えているのになぜ?」
「遺産目当てなの?」
ついゴシップ記事のような下世話なことが脳裏に浮かんでしまいます。
再婚するもしないも母の人生とは思うのですが、さすがに騙されていないか心配になっています。
漫画:とんちきくま/原案:「毎日が発見ネット」みなさんの体験記
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。