「70歳で父が退職すると、もともと仲が良かった両親は2人で旅行へ行くなど、楽しそうな様子でした。でも、1年が過ぎたころから、母が父の愚痴を言うようになりました。家のことが何もできない父に不満があったようです。はじめは私が実家へ行き、愚痴を聞いていればいいと思っていたのですが、母はとうとう『離婚』を口にするようになって...」

■父への不満を口にする母。でも、それだけではないようで...
私の父は78歳、母は70歳です。
父は長年勤めた会社の定年を迎えた後、非常勤で69歳まで仕事をしていました。
70歳になり、老後を母と静かに生活したいと、会社を辞めました。
父と母は年の差が8歳ということもあり、母は何をするのにも父を頼り、父も優しく母をリードする、仲睦しい夫婦でした。
父が退職した直後は、2人で好きな歌舞伎を観に行ったり、旅行に行ったり...と、とても楽しそうな様子でした。
けれど、1年ほどたったころから、母の口から「父に対しての不満」が頻繁に出てくるようになりました。
母は結婚以来ずっと専業主婦。
父は家のことは一切できません。
ずっと家にいるのに、働いているときのように何もしない父。
そのことが、母は面白くなかったようです。
私が実家に遊びに行ったとき、母の「父に対する態度」が明らかに以前と違うのがわかりました。
わざと聞こえるように大きな溜息をついたり、遠回しに嫌みを言う母。
父も気が付いているのでしょう。
食事以外は、ほとんど自分の部屋から出てきませんでした。
それでも、父の退職後に習い始めた「木目込み教室」や「陶芸教室」には2人で通っていたので、私は「母の愚痴を聞いて、なだめていればいいや」くらいに思っていました。
しかし、最近になって母は「父と離婚したい」と言いだすようになったのです。
......私は心底驚きました。
そこまで思い込むには、よほどの理由があるのだと思い、母をランチに誘い、理由を聞くことにしたのです。
最初は、いつも言っている父への不満話だったのですが、どうも様子が違います...。
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