「混み合う電車の中で、靴の先を誰かの靴にぶつけてしまった私。もちろん、わざとやったわけではありません。しかし、ぶつけられた若い女性は激怒して...」
■突然「待てよ!」と叫び声が。振り返ってみると...
その日、帰宅時間帯のやや混雑した電車のシートに座っていた私(62歳)。
足を動かした時、私の履いていた短いブーツの先が、前に立っていた女性の靴の先に、軽くぶつかってしまいました。
私は「すみません」というつもりで頭を下げ、相手もてっきり「いいえ」という感じで返してくれるものと思って、チラと目を上げました。
するとそこには、ものすごい目つきで私をにらんでいる若い女性の姿があったのです。
びっくりしましたが、こちらはとにかく謝意を示したのだし、あれくらいのことでそれ以上謝る必要もないと思い、ちょっと首をすくめる仕草をして下を向き、そのまま下車駅へ着くのを待ちました。
やがて駅に到着すると、私はそそくさと席を立ち、電車を降りました。
その時、背後から「待てよ!」という声がしたのです。
振り向くと、さっきの女性が下車していて、明らかにこちらをにらんでいます。
一瞬、無視して行ってしまおうかと思いましたが、目が合った以上そうもいかず、私は仕方なく「なんですか?」と聞きました。
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