母が60万円の補正下着を父に内緒で購入!あわや離婚危機に...

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ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:38
プロフィール:2児のママです。40歳を目の前にし、太りやすくなったのが悩みです。スタイルアップのため運動を心がけています。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

当時42歳だった母。年をかさねるごとに、著しく変化する体型にコンプレックスを抱いていました。特にお腹周りに脂肪がついているのが悩みだった様子です。「20代のころに戻りたい」と口癖のように言っていたことを覚えています。
当時私は18歳。太るヒマがないほど運動に明け暮れていたため、体型に悩む母の気持ちが正直わかりませんでした。痩せたいなら運動すればよいのに......と軽く思う程度です。

そんなある日、行事の関係で学校が早く終わったことがありました。パートではたらく母より先に帰宅すると、たまたま父も代休で家にいました。

小腹が空いたので、なにか食べものを探そうと冷蔵庫の扉をあけたときです。マグネットにとめてあった1枚のハガキが私の足元に落ちてきました。

ハガキを見ると「補正下着」と書いてあります。内容を見ると補正下着の請求書であることが判明しました。当時の私には聞きなれない商品でしたが、高級なものという認識があったのは確かです。

請求金額は60万を超えており、おどろいて「これなに?」と思わず大声をだしてしまいました。すると父が気にしてハガキを見にきてしまったのが事の始まりです。ハガキを見た父の顔が一気に曇りました。

「自分のお小遣いとはいえ、こんな高額な商品を内緒で購入したなんて許せん!」と声を荒げる父。このとき私は夫婦喧嘩どころではない状況がまっている予感がしました。

何も知らずにパートから帰宅した母に「これはなんだ!」と請求書を突き付ける父。母はバレてしまったことにすぐ気づき「ごめんなさい」と土下座をはじめました。

こんな険悪なムードが漂う両親を見るのははじめてです。私はどうフォローすればよいのか戸惑いましたが、正直私の気持ちは父に近いものがありました。「こんな買い物やめてよ......」と父につられて言ってしまいました。

その反面、はたして母が謝る必要があるのか? とも感じました。自分のお小遣いの使い道は自由です。それは父も分かっていましたが金額が60万円以上、そして男性には理解しがたい「補正下着」という買い物に納得がいかなかったようです。

頭に血が上った父は「こんなものでキレイになるのか!? もうお前とは離婚だ!」と怒鳴ったあと、家を出ていってしまいました。

こんなことで親が本当に離婚されては困ります。私は出ていった父を自転車で追いかけましたが、姿が見当たりません。あのとき、父にハガキを見せなければよかった......。自分の行動を悔やんだものです。

父が出ていってから約2時間後、ようやく家に帰ってきました。ホッと安心したのも束の間、母の謝罪はつづきます。しかし父は母に見向きもしません。お願いだから離婚まで発展しないでほしい。私は願うしかありませんでした。

やっと父が母に口をひらいたのは、約1週間後です。父は母に言い過ぎたことを反省し、離婚話はなかったことになりました。あれから母の気持ちをずっと考えていたようです。

「女性の気持ちを理解するのは難しい。けれど自分で稼いだお小遣いの使い道をあれこれ言う必要はなかった」と母に言ってくれました。

父は母のことを見捨てたわけではなかった、理解しようとしていたんだ......。

父の気持ちが痛いほど伝わり、私の胸は熱くなりました。母は肩の力が抜け、ポロポロ涙をながしています。なんとか夫婦関係が修復し、ひと段落です。

高校生だった私は正直母の気持ちに共感することができませんでした。しかし当時の母と同じ年代になったいま、母の気持ちがはじめて分かる気がします。

「キレイでいたい」という気持ちは何歳になっても変わらないことを実感しているからです。「こんな買い物やめてよ......」と母に言ってしまったこと。いまでは少し後悔しています。

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