「かかとの痛みで整形外科を受診した私。そこで耳慣れない病名を告げられ、処方されたシップと薬はなかなか効いてくれません。痛みに耐えられなくなった私は、セカンドオピニオンを求め、知人に紹介された接骨院に行ってみることにしたのです」

■セカンドオピニオンの重要性を実感
なんと、昔ケガをしたところの骨の周りの組織が石灰化していて、動くとそれが周囲の組織を刺激して痛みが出ているとのこと。
症状が酷い場合は手術も検討されるそうですが、とりあえず様子を見ようということで、特に治療をすることなく、痛み止めとシップを貰って終了。
しかし、痛み止めとシップでは、その場の痛みを抑えるだけで、根本的な治療がされるわけではありません。
しばらくして痛みに耐えきれなくなった私は、知り合いに紹介された接骨院に行ってみることにしました。
かくかくしかじかと事の経緯を説明したところ、効果がでるのに2、3カ月はかかるが、私の症状の場合、自分でリハビリする方法があるというので教えていただき、藁にもすがる気持ちで実行することに。
リハビリの方法は、まずイスに座った状態で痛い方の右足を左の膝の上に乗せて、痛い部分を左手の親指と人差し指で挟みこみ、しごくようにマッサージ。
次にマッサージを続けながら、足首を前後に動かします。
最後に足首全体をよく回して終了です。
痛いところをマッサージしながら動かすのでかなり痛いですが、この方法をお風呂上りに5分間ほど毎日コツコツ続けてみたところ、痛みは少しずつ改善されて、3カ月もすると、ほとんど痛まなくなりました。
もともと、立ち仕事、運動不足という要素も大きかったと思いますが、もしも接骨院に行っていなければ、いまだにかかとの痛みに悩まされていたのではないかと思います。
それにしても、骨の周りが石灰化して痛くなるなんて。
52年生きてきても、まだまだ知らない病気はあるものです。
今回の私の場合、積極的に動かすことで痛みが緩和できましたが、一口にかかとの痛みと言っても原因はさまざま。
一つの病院だけでは原因が分からなかったり、私のように根本的な治療をしてもらえなかったりする可能性があるため、セカンドオピニオンも重要です。
もし今度反対側のかかとに同じような痛みが出ても、まず整形外科を受診して、きちんと診断してもらったうえで、その後のことを考えようと思っています。
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