「40代の女性です。夫の暴言に我慢の限界を迎えそうなこの頃。子どもの成人式は、夫婦にとって一つのタイミングではないかと思うようになりました」
■パートと正社員。給料が違うのは当然じゃない!
うちの夫(51歳)は近所でも評判の「優しそうなご主人」です。
しかし、優しそうなのは見た目だけで中身は全く伴っていません。
つい先日、こんな会話がありました。
「私だって仕事をしていて忙しいのだから、洗濯物を取り込むとか少しは家事を手伝ってほしい」
「おまえが俺と同じくらい稼げたら手伝うよ」
主婦に対して言ってはならない、えげつない言葉が断ってきました。
パート勤めの私が夫と同等に稼ぐのは無理な話です。
夫もそれを分かって言っているので余計にタチが悪いです。
思い返せば結婚当初から、夫には暴言や失言を言われてきました。
結婚して3年目、初めての出産を迎えた2000年冬のこと。
臨月に入っても逆子が治らなかった私(当時27歳)は近所のクリニックから総合病院へ転院し、そこで帝王切開を受けることになりました。
手術は局所麻酔を使って行われるのですが、お腹を切った後はしばらくトイレへも行けなくなるため、手術の前に尿道へ管を通し、その管から尿を体の外へ出す処置が必要でした。
それまで病気やケガと無縁だった私は、その処置だけですでに心が折れてしまい、赤ちゃんに会える喜びも忘れ、ベッドにぐったり横たわっていました。
そこへ仕事を切り上げた夫(当時29歳)が見舞いにやってきました。
父親になる自覚にはいまひとつ欠けていましたが、ここぞというときに頼りになるのは、やはり夫の存在でした。
生まれてくる子どもの名前や将来について夫婦で語り合っているうちに、私の緊張もしだいにほぐれていきました。
ふと会話が途切れたときです。
夫が突然「うわっ、ばっちぃ」と言ってその場から飛びのきました。
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