田舎のおすそわけ習慣を「悪用」する元同級生。うちの畑のジャガイモを...嘘でしょ?<後編>

「食事の時間になると、近所のどこかの家を訪問する困った同級生がいます。どうやらおすそ分けが目当てのようなんです。ちょくちょく現れる彼女にもうウンザリ。実は昨年、びっくりするようなことが起きて...」

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■息子の住む東京へ移住したいと思う今日この頃...

翌朝、例の「ただの同級生」の彼女が現れ「ジャガイモ掘っておいたから」と笑顔。

「頼んでないけど」

「でも畑で腐るじゃない?」

「従兄に頼んでおいたから大丈夫だったのに」

「でもいつまでも掘らないし」

...と埒があきません。

親切のつもりかもしれないしと...思い直し、とりあえずお礼と「良かったらジャガイモ持って帰って」と言いました。

すると「わかった」と彼女は納屋のほうへ行き、私は持って帰るためにレジ袋を取りに中へ入りました。

そして納屋の前に戻ってくると、3つあったコンテナが1つになっているではありませんか。

今度は何が起こったのか!?とキョロキョロしていたら、「車に積んだから」と彼女の軽トラックの荷台にはうちのコンテナが2つ。

4家族が半年食べて余るくらいのジャガイモの3分の2を一人で持って帰るの?

びっくりしてしまって呆然としている間に、彼女はさっさと帰ってしまいました。

その後、従兄の奥さんから電話があり「その人がジャガイモを掘っていたのを近所の人が見ていた」ということを教えてくれました。

他人の畑で何をしているのかな? と思ったけど、友達だから(世間は友達だと思っているので)頼まれたのかな、と思ったと。

その時にも大きなレジ袋に2つにジャガイモを収穫し、両手に下げて帰ったそうです。

従兄の奥さん曰く、「親切なんかじゃなくて、ジャガイモが欲しかったから掘りに来ただけ」。

今日も持って帰ったと話すと自分のことのように怒って「出入り禁止にしなさい!」と私のほうが叱られてしまいました。

そんな彼女は、昨日も14時半ごろに現れて、「宅配便が来てたね。何か来たん?」と笑顔。

息子からお菓子の箱が届いたのですが、「家を聞かれただけ」と嘘をつきました。

息子が一緒に暮らそうと言ってくれているのをずっと断っているのですが、彼女から逃げたくて、東京へ行こうかと思う今日この頃です。

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