「昔の育児ってそうだったんですね」 若い同僚たちの中、50代の私はおばあちゃん感が!?<後編>

「私の職場は、子育て世代の30代が多く、私は子育てが終了した50代。私の子育て体験談は、はるか昔のことのようで...。おばあちゃんにはまだ早過ぎます!」

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■10数年前の私の子育て体験は参考にならないようで...

じゃあ会話に加わらなければいいではないか、とも思うのですが、狭いスペースで長い時間一緒にいるので、読書したりスマホをいじっていたりすると、空気が微妙になり、気を遣われ、遠慮して会話が盛り上がらなくなったりと場の雰囲気が悪くなるので困りものなのです。

ただ、会話に参加しないと気を遣ってくれるのですが、その内容に関しては無頓着なので、放っておいてくれたほうがありがたいのになと思うこともあります。

時折り「〇〇さんのときはどうでした?」などと聞かれるので、記憶を頼りにああだったこうだったと話すと、「えー! 昔はそんなだったんですか?」「えー! 今と全然違うんですねー!」と大袈裟に驚かれ、戦中戦後の話じゃあるまいし、ここ10数年でそんなに常識が変わるものなのか?と鼻白むことも多々あります。

彼女たちは、現在進行中の子育ての悩みを共有して共感してもらいたいので、1〜2年先をいっている先輩の話は参考になるから熱心に聞くのですが、10数年前の大先輩の話は古すぎて参考にならないようです。

下手に経験談を披露しておばあちゃんの思い出話と思われても癪なので、できるだけ口を挟まないよう、でも、ちゃんと聞いてますよという態度を醸し出すのはなかなか骨の折れます。

仕事よりも合間の時間のほうに疲れを感じてしまうわたしは、やはりもうおばあちゃんなのか?とモヤモヤの消えない日々を過ごしているのです。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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