「アラカンの私。夫は5歳年下です。当時の夫はイケメン美容師見習い。しかも、未成年! 頑固な父が結婚を許すわけもなく...。結婚挨拶に実家を訪れた日のことは今でも忘れません」
■結婚を許してくれない父。家庭内の雰囲気は最悪...
私が結婚した相手は5歳年下でした。
彼は美容師で、最初に出会ったのは行きつけのバー。
週末によく友人とお酒を楽しみに行く場所でした。
当時18歳で美容師見習いだった彼は、夜はバーでバイトをしていて、女の子のような色白で美形。
常連の中にも、彼を狙っている女の子が多かったのですが、共通の趣味である音楽の話題で意気投合し、いつしかお付き合いすることに。
人気者の彼と恋人になれて、有頂天になったのを覚えています。
交際するうちに自然な流れで結婚しようとなったのですが、両親は元々私をお見合いで結婚させようとしていたほど頭の固いタイプの人間。
年下で見習いの立場、特に父親からはどんな反応が来るか、手に取るようにわかります。
恐る恐る彼との交際と結婚を切り出した私でしたが、父親は予想通り猛反対。
「お前は5歳年上で職業も全く違う。今は良くても、将来お前が泣くことになるのは目に見えている」と、聞く耳を持ってくれません。
彼が未成年だった事も大きな原因です。
彼が「会って話をしたい」と父親に何度伝えても無視され、家庭内も険悪なムードに......。
父親を尊敬していた私は、反対されたまま自分の気持ちを通すこともできず、沈んだ気持ちで過ごすことも多くありました。
そんな中、母親が私を見るに見かねて、「話だけでも会って聞いてみたら?」と父親を説得してくれ、なんとか彼と父親が会えることになったのです。
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