「今から数年前、歯に違和感を覚え歯科医院にかかったときのことです。私は虫歯か知覚過敏かなどと軽く考えていたのですが、それはどうやら違ったようです...。レントゲンを見た医師の表情。今でも忘れられません」

■「紹介状を持って出来るだけ早く大きな病院へ」と告げられ...
今から数年前、40代後半のときの出来事です。
「虫歯かな? あるいは別の問題?」
ある日、口の中にちょっとした違和感を覚えたのでいつもの歯科医院に向かいました。
早速全体のチェックです。
いつもならここで「虫歯ですね~」とか、「これは知覚過敏です」となり、治療開始となります。
でも、この時は違っていて、先生はとっても難しい顔になり、他の医療スタッフの方もぎこちないような、何とも言えない雰囲気に包まれました。
その原因がレントゲン写真。
そこには「病気のカゲ」と思われるモノがハッキリと映っていました。
「ここで治療は出来ません。紹介状を持ってすぐに別の病院に行ってください。出来るだけ早く」
そう告げられました。
このときの雰囲気と、先生の「出来るだけ早く」の言葉から、自分の体に重大な問題が起こっていることを悟ったのです。
そしてすぐに紹介された病院に向かい再検査。
結果はやはり同じで、「病気のカゲ」はここでもハッキリと映っていました。
そしてその状態から、とても深刻な状態であること、難しい病気の可能性が極めて高いと告げられたのです。
ショックのあまり、そのときの説明をあまりハッキリとは覚えていません。
ただ、唯一頭に残っていたのが「ガンならまだ打つ手があるのですが...」という先生の言葉で、そこからは、自分がどれほど深刻な状態に置かれているのかが伝わってきました。
もう、この段階で頭は真っ白。
夫に支えられながら、何とか説明を聞き終えることができたという感じです。
しかし、状況は待ったなし、すぐに精密な検査が必要となり、そのための日程が組まれました。
ほどなく当日を迎え、私の体にある「何か」の正体をハッキリさせるため、検査がスタートしました。
麻酔からメスで切開、いざ細胞を取るとなったタイミングで担当医の先生が「ん?」という言葉を発しつつ、丁寧に患部を確かめた後に一度退室。
すると、医療スタッフの皆さんがざわつき始めました。
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