<この体験記を書いた人>
ペンネーム:キジトラ
性別:女
年齢:46歳
プロフィール:アラサーでオーストラリアへ移住。夫と2人で旅行を楽しむのが趣味の主婦です。
夫の実家に帰省した際の話です。
現在、私たち夫婦(夫48歳)は海外で生活しており、夫の実家へは1~2年おきくらいに帰省しています。
帰省すると夫は、ほぼ毎回、地元の親しい友人たちと会い、交流を楽しんでいます。
最初の頃は私も一緒に参加することが多かったのですが、夫もたまには地元の仲間たちと積もる話をゆっくりしたいだろうと思い、最近は遠慮するようにしています。
そして2017年の春頃、帰省したときのこと。
そのときはたまたま夫の姉(当時44歳)も帰省していました。
地元の友人たちは年齢もバラバラで、義姉とも親しい方が多くいます。
夫いわく、田舎なので、近所に住む子どもたちは年齢関係なくみんな仲が良く、家族みたいなものだそうです。
夫はそのときも地元仲間と会う予定を立てていました。
しかし、時期的にタイミングが悪かったのか、都合がついたのは1人だけ。
その1人というのはTさんという方で、夫より2歳年上で義姉の同級生でした。
そのため義姉も「Tさんと会うなら私も一緒に行く」と夫に言いました。
夫は「え~、マジで~」と難色を示しましたが、しぶしぶ承諾。
義姉は私にも声をかけてきたのですが、その内容が衝撃的でした。
「ねえ、あなたも一緒に来ない? Tさんは私の元カレだから」
私は一瞬「は?」と思いました。
聞くと、義姉とTさんが付き合っていたのは高校時代とか。
30年も前に付き合っていた男性を「元カレ」とアピールするのは違和感がありました。
「親しい友人」という程度の紹介で良かったのでは、と思いました。
Tさんは結婚し、子どももいるようです
昔に付き合っていたとはいえ、いまだに「元カレ」呼ばわりされるのは、本人も奥さんも気分が良いものではないのでは?
そして、よくよく話を聞いてみると、Tさんは地元の資産家のご子息で、現在は実業家として成功されているそう。
義姉はどうやら「お金持ちと付き合っていた」ということを私に自慢したかったようです。
いまとなっては友人の1人に過ぎないのに、「彼は会社を経営していて、どこどこに別荘があって...」と、まるで自分の夫を自慢するかのように話してきました。
義姉的には「誇れるステータス」という感覚だったのでしょう。
そして、最後の言葉はさらに意味不明でした。
「私たちはいまでも連絡を取り合うほど仲が良いの。多分、彼はいまでも私のことが好きだと思うわ」
金持ちの男から愛されている自慢? だから何?...というより、勝手な思い込みを平然と言える神経が理解できませんでした。
これ以降、義姉はいまだにTさんの話題が上がるたびに「元カレ」と言っています。
まあ、私としてはどうでもいいのですが、義姉の旦那さんが聞けばどう思うのか気になるところです。
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