「大学受験はお金がかかるとは、もちろん知っていましたし、夫の会社で、娘の受験のために積み建てもしていました。でも、受験費用や塾代など、とうとう家計は火の車で...。そんな時、『あるもの』が救世主になってくれたんです!」
■コツコツ貯めた「小さな習慣」が家計のピンチを救った!
まだ小学生だった娘に欲しいとねだられて買ったそれは、家族旅行の記念としてリビングに飾られていた某有名リゾートのキャラクターものの貯金箱だったのです!
「また10年後に家族で旅行できるように貯金しよう!」と意気込んで「1日の終わりにお財布の小銭は全部ここに入れること」と決めて続けていました。
数百円のお釣りでも、5円や10円でも、とにかく財布を開けて小銭が入っていたら全て貯金箱行きです。これは夫が言い出したことなので、主に夫にがんばってもらいました。
夫が帰ってきたらまず「お財布〜」と出させて、小銭を貯金箱に入れるのですが、これを子どもたちが面白がって率先してやってくれました。
その分、夫のお金が無くなるのが早いので、結局は追加のお小遣いを要求されたりもしましたが、楽しんで貯金できていたと思います。
その小銭貯金の習慣は、子どもが大きくなって夫より遅く帰るようになっても続き、夫は自然と自ら小銭を入れるようになっていました。
毎日のことなので、特に意識することもなく、「今日は50円しか無いなあ」とか「おっ、今日は300円以上あるぞ」などと独り言を言いながら入れている夫を横目で見ていたのです。
その貯金箱を開けてもいいか、家族会議にかけました。
断腸の思いではありましたが(特に夫)、背に腹は変えられないと満場一致で可決されたのです。
そして翌日銀行に行き、その額が軽く20万円を超えていたのを見た時は「ああ、これでとりあえずなんとかなりそう」と涙が出そうになりました。
おかげで、娘の受験も無事終わりました。
家族旅行の費用はまた一から貯めなくてはならないけれど、次にどこへ行ったとしても貯金箱を買おうね、と家族で笑いながら話したのでした。
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