「孫娘が小学2年のときに負った頬の傷。原因となった友だちの親からの謝罪はありませんでした。私たちも話し合った結果、こちらから抗議しないことにしたのです。でも、このときの判断は果たして正しかったのでしょうか。数年後にその答えが出ることになるとは...」

■このままだといつか大きな事故に...
学校から帰ってきた孫が「今日ね、お友だちが怪我をして大変だったの」と話してくれました。
よくよく聞いてみると怪我をしたのは孫の仲良しのお友だち。
登下校もクラスも一緒の体の小さい女の子でした。
そして怪我をさせたのは孫の顔に傷を負わせたのと同じ女の子だったのです。
事の顛末も孫のときとほぼ同じ。
雨の日の校内で、あの女の子が走り回っていたところ通りかかった女の子にぶつかったのだそう。
ぶつかられた女の子は体が小さかったため、吹き飛ぶ形で机にぶつかったみたいなのです。
この時、女の子は大泣きしたものの、幸い怪我そのものはそんなにひどくはなかったと聞き胸をなでおろしたのですが...。
「あの時やはり親に抗議をしておけば、今回の怪我はなかったかも」
「このままだと、いつか大きな事故につながるのでは?」
そんな考えが頭をもたげ、後悔の気持ちでいっぱいになりました。
私たちの時と今の子育ては確かに違う。
そしてトラブルが起こったときの対処も、きっと違うのだろうと思うのです。
しかし、時代が変わったとしても、人としての大切なことは変わってはいけないはず。
娘に自分の思いを伝えるべきでしたし、やはり抗議もするべきでした。
それが実ろうが実るまいが。
孫の頬に残る小さな傷跡を見ながら、そんな風に思う私なのです。
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