里帰り出産から2カ月、不安で自宅に戻れない私へ...勇気をくれた「両親の愛あるお説教」<前編>

「今から28年前、第一子を出産したときの話です。夫の転勤で初めて住む場所で妊娠がわかり、不安な毎日を過ごしていた私。当然、里帰り出産を決めていたので、早く実家に戻りたい...そう思っていました。そして、妊娠8カ月を迎え、実家に戻ることにしたのです」

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■外出はスーパーの往復と検診くらい。マタニティブルー状態になり...

私は52歳で、3人子どもがいます。

3人とも年が離れているので、長い子育て期間でしたが、1番下の子も今春高校を卒業し、ようやく子育てはほぼ終了です。

第一子を里帰り出産したのは、約28年前のことです。

当時、夫の転勤で知らない町へ行き、そこで妊娠が分かりました。

周りに知り合いもなく、転勤したばかりの夫は毎日忙しく、とても不安な毎日。

妊娠によるホルモンバランスなどもあってか、涙が止まらなくなったり、何をしても楽しく感じられなくなったり、マタニティブルー状態でした。

当時はまだ携帯電話は普及しておらず、家の電話では遠距離通話は高額で、友人との長電話も控えていました。

知らない町で、スーパーの往復とたまの健診くらいしかすることはなく、ネガティブなことばかり考えていたように思います。

里帰り出産することは決めていたので、早く実家に帰りたい...と当時は思っていました。

「あまり長く旦那さんを1人にするのは良くないから、予定日の1カ月前まではそこにいなさい」

そう母は諭してくれましたが、私は耐えきれず、妊娠8カ月に入ってすぐ実家に戻りました。

久々の実家は居心地が良く、安心して出産を迎えられました。

母に慣れない育児を手伝ってもらい、食事も上げ膳据え膳で、のびのびと過ごさせてもらったんです。

そうしてお宮参りも終わり...周囲に「そろそろ家に帰ったら」と言われましたが、ワンオペでの育児に自信が持てず、延ばし延ばしにしていました。

産まれたときとお宮参りに来てくれた夫にも「もう少し実家にいたい」とお願いしました。

ですが、そんな、ぐずぐずしている私を見かねてか、出産から2カ月経った時、父と母が改まった面持ちで私にこう、告げたのです。

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