「昼休憩は2時間ください」無理な要求をするインターンの大学生。会社の判断は...<前編>

「仕事中のお昼休憩は、息抜きやリフレッシュのために必要だと思います。でも、趣味も楽しみたいからといって『きっちり2時間』休憩を取る人って非常識ですよね?」

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■「お昼休憩は2時間で」インターンシップ生の要求

以前、私の職場に来た大学生のA君(当時21歳)の話です。

A君はインターンシップ生として、1カ月の予定で職場体験にきました。

ところが、A君の食習慣にはちょっと問題があったのです。

インターンシップ初日、お昼近くになり指導係だった私はA君に声をかけました。

「そろそろお昼にしましょうか。社内で食べても外に食べに行っても、1時間の休憩時間は好きにしてもらっていいですよ」

すると、なんとA君はこう言ったのです。

「僕の趣味は『食べ歩き』なので、お昼休憩は2時間必要です。周辺のお店を巡り、味わって食べるから2時間はかかるじゃないですか」

社内の規定では、昼休憩は1時間です。

私はなぜ食べ歩きをするのか問いただしました。

「食べたあとは、すぐにSNSに上げるんです。だから2時間は絶対必要じゃないですか」

彼は当然のように言うので、私は面食らいました。

それでも私は、初日だからちゃんと1時間で戻ってくるよね? 常識的に考えて大丈夫だよね...と無理やり信じ込み、A君を昼休憩へ送り出しました。

ところが、私の見立ては甘かったのです...。

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