「うるさくて迷惑!」泣きじゃくる2歳の息子の手を引き、極寒の外へ連れ出そうとした義姉を許さない

「何かにつけて私(67歳・女性)を非難する義姉。結婚して以来、会うたびに不愉快になる言動をされてきましたが、中でも義父のお通夜での理不尽な言動を思い出すと、私の心は沸騰してしまいます」

アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?

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■義両親と同居することに

30年ほど前、2歳の長男と4カ月の次男と共に、夫の両親と同居することになりました。

夫の勤め先が経営不振になり、給与が支給されない月が続いたためです。

夫が会社を退職したため、夫の両親に渡していた生活費が工面できなくなり、夫の両親が住む3LDKマンションに引っ越しました。

義両親は、内孫にあたる子どもたちをとてもかわいがってくれました。

そのとき義父が、私に言った言葉がいまでも忘れられません。

「わしは4人子どもがいるけれど、一度もミルクなんてあげたことはないんよ。でも、孫はかわいいな。この子は足が大きいから、きっと大きな子になるよ」

うれしそうに義父は笑ったのでした。

義父は50代の頃から肺気腫を患っていました。

住んでいる地域は海風があり、義父の肺気腫にはよくない環境でした。

安定した生活の目途がついた私たちは義実家を出て東京へ。

その後、両親を東京に呼び、夫の会社名義のマンションに住むことになりました。

義父にとって風邪は大敵です。

それなのに引越し後、子どもたちの風邪が義父にうつってしまったのです。

11月末に義父は入院し、医師から「両肺が真っ黒で、肺として機能していません。もう長くはないでしょう」と言われてしまいました。

病院では家族が付き添わなくてはなりません。

夫は、長男、長女、次男、妹の4人兄弟で次男にあたります。

長女は「付き添いはローテーション」と言い出し、夫もローテーションに入れたのです。

休日ならともかく、平日にあたると夫は会社を休まなくてはなりません。

転職したばかりで会社の有給はまだなかったため、会社に事情を説明してなんとか対応していました。

■義父のお通夜の日、私を怒らせた義姉の言動

真冬のある日、看病もむなしく、義父は72歳で他界しました。

夫と私、次男とお見舞いに行ったときに次男を枕元に座らせ、「大きくなるのを見たい」と泣いていた義父。

子どもたちの風邪さえうつらなければと、私はたまらない思いでいっぱいでした。

でも、泣いている余裕はありません。

葬儀の準備のため、私たちの家のリビングは、夫の姉一家、妹一家、そして義母の兄弟4人とその配偶者で溢れかえりました。

その晩、夜泣きをしたことがない長男が夜中の1時頃に泣き出しました。

長男の泣き声につられて次男も泣き出すと、義姉が部屋に入ってきて言ったのです。

「うるさくて迷惑よ。泣くのなら外に行って!」

長男の手を引っ張るので「何を言っているんですか。真冬の夜中にこんな小さい子を外に連れ出せと言うんですか?」と、私は強く言い返しました。

そんなことは絶対させないとばかりに、睨み返す私を見て義姉は部屋から出ていきました。

次の日も私は大忙しで、子どもたちの世話をしながら着慣れぬ喪服を着て走り回りました。

それなのに、義姉に「子どもにかまけて、何もしないのだから」と嫌みを言われ、怒りで頭が沸騰しそうでした。

実はこの理不尽な義姉を義母も苦手にしていたようです。

「○○(義姉)が一緒に住もうと言ってくれている。でも、それはできない。一緒に住んだら何を言われるか分からないから」

義父の葬式が終わって一段落したときに言っていました。

両親の誕生日にはプレゼントを欠かさない義姉だったのに、実の母からはそう思われていたのだと分かり、私はこの一連の出来事の溜飲を下げることができました。

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