「お前は結婚してないから」「子どもがいないくせに偉そうに」19年たっても許せない兄の暴言

＜この体験記を書いた人＞

ペンネーム：けんけん
性別：女性
年齢：51
プロフィール：実母（80歳）息子（13歳）の3人で、ちょっと田舎に住んでいます。

今から19年ほど前、私が結婚する前のことです。

私（当時32歳）の実兄（当時35歳）は、義姉（兄の妻、当時31歳）の肩ばかり持っていました。

当時、私と母（当時61歳）が買い物に出掛けようと支度していたら、何の連絡もなしに突然、義姉が甥（当時1歳）を預けに来ることが何度かありました。

「買い物に行くので△△（甥）を預かってください」

「私らも今から買い物に出るけど...」

「じゃあいいです」

義姉はそう言って不機嫌そうに甥を連れて帰っていきました。

そこで兄に「先に電話してから来るように義姉に言って」と伝えてもらうよう頼みました。

しかし兄は「○○（義姉）も○○の都合があるから」と、義姉が正しいと言わんばかりの言い訳をします。

義姉に都合があるなら、当然ながら私たちにも都合があるとは考えないのでしょうか。

そこで口喧嘩になったのですが、「お前は結婚してないから分からない！」と捨て台詞を吐かれました。

結婚している結婚していないの問題ではなく、常識的な話をしているだけではないのかしら？と思うのですが、ひどく腹が立ちました。

その後、私が結婚し、5年ほどたったある日の夕方のことです。

私のうちに甥（当時6歳）が一人でやってきました。

義姉と喧嘩して「出ていけ！」と言われたため、家を出てきたというのです。

「出ていけ」はそれまでに何度も言われたことがあったそうで、甥は義姉を怖がっていました。

私はひとまず両親に事情を話し、甥がうちにいることを伝えました。

そんな中、義姉は本当に甥が出ていってしまうとは思っていなかったらしく、母がいる実家を訪れ、母をにらみつけながら「△△は来ていませんか！」と言い放ったそうです。

甥は私の家にいると伝えると、「迎えに行きます！」とすごい剣幕に。

そんな義姉を母はなだめてひとまず家に帰らせ、兄に連絡を取り、私、両親、兄で話をすることになりました。

「義姉さんの話ばかり聞いていないで、△△（甥）の話もちゃんと聞いてあげて。△△は△△の意見をちゃんと持っているから」

「お前は子どもがいてないくせに、偉そうに言うな！」

またこれです。

子どもがいてもいなくても関係ない話ですよね。

子どもの意志を無視する発言にも腹が立つのですが、「子どもがいる俺のほうが偉いのだから、子どものいないお前が文句を言うな」という言動が許せませんでした。

今思い返しても腹が立ちます。

結局、甥は家に帰りましたが、なんともモヤモヤした結果となりました。

数年前、兄に「あの頃は『子どもがいてないくせに！』とよく言ったよね？」と聞いてみたら、「そんなこと言うたか？」と白を切っていました。

言った本人は大したことない発言かもしれませんが、言われたほうはずっと覚えていることを知るべきだと思います。

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