「50代の女性です。入院して食事量が大幅に減っても太ってしまう、太りやすい体質の私でも痩せることができました! そんな我流のダイエットを紹介します。が、ちょっと欠点もあるのでご了承を...」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■太っていると苦しいと身体が覚えると...
私(59歳)は物心ついた頃からずっと肥満体型。
ちょっとゴロゴロして動かないだけで、私の身体は脂肪を貯め込んでしまいます。
5年前に1週間入院したときは、食事は煮物や魚など低カロリーなもので、通常の5分の1程度の食事量だったにも関わらず、退院時には3kgも体重が増えていました。
看護師さんが何かの異常かとパニックになり「このまま退院していいか聞いてきます!」と、主治医に走って確認しに行ったぐらいです。
こんな体質なので成功したダイエットは少ないのですが、結果が出たものもあります。
それが「痩せたら楽と身体に実感させるダイエット」でした。
これを発見したのは約35年前の24歳の頃で、3カ月で約15kgの減量に成功しました。
そのダイエット法は、まず湯船で寝転がるような体勢を取り、できる限りの脂肪を掴んで上に引き上げるだけという信じられないくらい単純な方法。
本当におへそがちぎれるかと思うぐらい、脂肪の塊を本気で引き上げることが大事です。
すると、さっきまで身体の上にのしかかっていた15kgの荷物が突然消えたような感覚が身体に湧き起こり、信じられない開放感と幸福感に包まれるのです。
これによって「痩せたらこんなに気持ちいいんだ〜」という快感を身体に直接、覚え込ませるわけです。
実際、身体にのしかかっていた贅肉が取り除かれることにより、内臓の負担が減って呼吸も格段に楽になりました。
その快感を覚えた身体は「ほら、痩せたらあんなに楽になるんだよ〜。太ってると死ぬほど息苦しいんだよ〜」と常に意識するようになり、糖分や脂肪分の多い食事に恐怖さえ感じるようになります。
「これ以上、脂肪という荷物を増やすとどれだけ息苦しくなる?」と反射的に想像してしまうのです。
次第に階段を歩いて登ろうとか、隣の駅まで散歩しようとか思うようになり、通勤時はヒールでもないのに、つま先立ちまでするように。
■このダイエットには決定的な盲点が...
しかし「痩せたら楽と身体に実感させるダイエット」には盲点がありました。
掴める贅肉が減るに従って、開放感も幸福感も減ってモチベーションもだだ下がりなことです。
「え? 大して変わらないな〜?」と感じ始めると、「少しぐらい食べても?」となり「もうちょい」「まだ大丈夫!」と、ケーキやラーメンを集中的に食べてしまいます。
最終的には理性的な脳から「太っててもいい。それも個性だから」との指令を受け、身体が快感を無視するようになります。
そして、ある程度の贅肉が貯まると「痩せたら自由〜」と、また身体が覚醒するのです。
かくして私の身体は「15kg痩せて15kg太る」を35年もの間、繰り返しています。
こんな私でも痩せた状態を維持できる方法にいつかめぐり会えるのでしょうか...。
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