<この体験記を書いた人>
ペンネーム:けんけん
性別:女性
年齢:51
プロフィール:実母(80歳)と息子(12歳)の3人で、ちょっと田舎に住んでいます。
15年ぐらい前のことです。
その頃、義姉(当時35歳)が私(当時36歳)の家に毎日お仏壇を拝みに来ていました。
車を駐車場に停めて、お仏壇を拝んで帰るまでの所要時間は長くて10分ほどです。
我が家は自宅の隣で飲食店を営んでおり、その横は駐車場になっているのですが、飲食店の入り口の前を通らないと自宅玄関に行けません。
飲食店は私と母(当時65歳)で営んでいて、忙しいときには父(当時67歳)にも手伝ってもらっていました。
義姉は、子どもらが幼稚園や小学校に行っている時間帯には1人で来て、仏壇を拝むと黙って帰っていきます。
子どもがいるときも同じで、一緒に連れてきてお仏壇にロウソクとお線香を立てて拝んで、挨拶もなく帰ります。
それが1カ月ほど続きました。
店が休みのある日、夕方に学校や幼稚園から帰ってきた甥(当時6歳)と姪(当時2歳)を連れて義姉が来ました。
ようやく義姉と話ができると思い、母は「毎日何を拝みに来るの?」と訊ねました。
すると、義姉は突然怒鳴ったのです。
「お義母さんが願い事は仏壇にしなさいと言ったじゃないですか! お義母さんのことは信じていません! 今までも信じていませんし、これからも信じません!」
そう言い捨てて、義姉は子どもたちを連れて帰っていきました。
突然「信じていません!」と言われた母。
義姉に「願い事は仏壇に」なんて言った覚えもなく、何も訳がわからないと言っていました。
それから母は義姉のことを嫌い、甥が遊びに来ても義姉とは顔を合わせないようになりました。
兄(当時41歳)にもこの件を相談したのですが、兄は義姉を信じているので「うちの嫁がそんなこと言う訳がない」と言って信じません。
その後、何度か話し合いをしようとしても水掛け論のまま。
2、3年ほど前に甥が遊びに来たときに「あの当時、母ちゃん(義姉)は悩んでいたみたいやから...」と言っていました。
兄は営業職で、義姉は一緒に仕事をする女性(現在59歳)と兄との仲を心配していたようでした。
兄とはとても気の合う方のようで、仕事柄お客さんの自宅に伺うのが遅い時間帯になることもあったようです。
また、仕事終わりに2人で食事に行ったり、休みの日に彼女が住む地域のお祭りに子どもを連れて遊びに行ったりしていたため、義姉は浮気をしていると思ったのかもしれません。
妹の私からすれば、兄にそんな度胸があるならもっと出世していると思うのですが、義姉にすれば当時は真剣な悩みだったのかもしれません。
ともあれ、悩んでいたからといって、理不尽な文句を言われた母は納得いきませんよね...今でも関係は改善されていません。
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