＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：濃姫
性別：女性
年齢：45
プロフィール：夫（47歳）、娘（19歳）、息子（13歳）の4人家族。夫の実家の飲食店を手伝う兼業主婦。夫とは現在離婚に向けて話し合い中。
夫（47歳）には双子の兄（47歳）がいます。
義兄は調理の専門学校を卒業後、数年間他店で修行し、2001年から義父（72歳）が営む飲食店で調理をしていました。
その後、2020年に義父が一線から退き、調理の他に経営面も義兄が仕切るようになりました。
結婚願望もなく独身貴族を楽しんでいた義兄ですが、店を任されたことで自身のモチベーションが変わったようです。
マッチングサイトに登録し、婚活に励みだし、一回り以上も若い彼女ができました。
舞い上がった義兄は、彼女と2回くらいしか会っていないのに、私たち家族に結婚を宣言するなど浮かれていましたが、彼女に頼まれて大金を貸してあげた途端、音信不通となり逃げられてしまいました。
一時は気の毒なくらい落ち込んでいましたが、緊急事態宣言解除後に久しぶりに遊びに出かけたキャバクラ店で、現在お熱を上げているキャバクラ嬢（27歳）と出会ったようです。
週に3～4日は彼女の働くキャバクラ店に通い、高価なブランド品をプレゼントするなど、稼いだお金を全部彼女に貢ぎ猛アタック！
その甲斐あってかデートにこぎつけ、彼女とドライブに行くためにわざわざ高級外車をローンで購入。
義父、義母（69歳）をはじめ、私たち家族はみんな心配していましたが、その後も数回プライベートでデートを重ねている様子に「今度は本当に上手くいくのかも!?」と思い始めていたら...。
「彼女と婚約することになりそうなんだけど、彼女が欲しがっている婚約指輪の代金1000万円を貸してほしい」
義兄が義父にそんなことを頼んできたそうで、驚いてしまいました。
義父の話だと、義兄は彼女と会うたびに「結婚して」と言っていたようです。
前回のデートでも「結婚してほしい」と軽く言うと、彼女が「大好きなジュエリーブランドの婚約指輪を買ってくれたら結婚を考えてもいいよ」と言ってきたらしいのです。
義父の話を聞きながら、私はそれは彼女の逃げ文句だろうと思いましたが、義兄は彼女の言葉を真に受け、セレブや芸能人が購入するような高級ジュエリー店の1000万円もする婚約指輪を買うつもりでいるのです。
義兄は彼女に自分をいい風に見せていて、彼女も義兄を本物のセレブだと思っているのでしょうか？
それとも、本気で義兄と結婚してもいいと思っているのでしょうか？
どちらもありえませんよね。
私はまた義兄がだまされているようにしか思えません。
キャバ嬢の誘惑を断ち、義兄には彼女との関係を冷静に判断してほしいのですが...。
義父も義母も困り果てています。
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