「性行為は義務」苦しかった結婚生活。離婚後「夫の新生活」を知り、私の10年は何だったの?<後編>

「元夫から受けた精神的DVが原因で離婚しました。性行為を要求され、拒否すると暴力を振るう元夫。それなのに、不妊治療に協力してくれることはありませんでした。そんな元夫のせいで、男性不信になり、次の相手を見つける気にもなれません。でも、元夫は離婚後たった1カ月足らずで新生活を始めていたのです。私の10年間は何だったのでしょうか...」

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■「結婚したら、性行為は義務。できないのなら離婚!」と言う夫

「費用は誰が出すの? 高いんでしょ?」とまったく乗り気ではありません。

元夫は子どもができる・できないはどうでも良かったのです。

そして、「言い出したのはお前だから、お前が払ってな」ということになり、私はこれまでの貯金を崩して産婦人科へ通いました。

血液検査などすべて自費なので、かなりの金額が飛びましたが、赤ちゃんには代えられないと、お願いすることにしました。

もちろん、1人で通いました。

周りはほぼ夫婦で通ってきていて、寂しく思ったことが何度かありました。

病院に行くとまずはタイミング法、つまり排卵日に合わせて性行為を行うというやり方をすることになりました。

私がカレンダーに〇をつけ、この日にお願いと頼むと、元夫は「何で、お前のタイミングでしなあかんの? 僕は命令されてするの、嫌い」と言いだしました。

当時私は36歳、もういい加減1人目の子どもが欲しいと心から思っていたので、元夫の寝床へ行き、もう一度お願いしました。

返ってきた答えは「僕は仕事で疲れていて、今は眠い。それはわがまま。あなたのタイミングではしたくない」。そしてその言葉と同時に、膝蹴りが飛んできました。

私の心は、そこで完全に折れてしまいました。

それ以降、不妊治療はやめ、私から性行為を望むことはなくなりました。

元夫は相変わらず自分のタイミングで求めてきましたが、そのうち、私の身体がまったく反応しないようになりました。

元夫に触られるのすら嫌になり、なるべく一緒に顔を合わせなくて済むよう、元夫を避けて暮らすようにまでなってしまいました。

性行為を避け始めてしばらくすると、元夫は「結婚したら、性行為は義務。できないのなら離婚!」と言い始めました。

元夫の自己中心的な考え方に振り回され、精神的に疲れ果てていた私は、離婚届に判を押し、実家へ戻りました。

離婚後ひと月足らずで、元夫はひと周り年下の女性と再婚、すぐに子どもができ、幸せそうな姿を周りに見せているという話が伝わってきました。

私の10年間はいったい何だったのか...いまだに、男性不信で次の相手を見つける気にもなっていません。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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