性別:女
年齢:40代
プロフィール:40代主婦、夫婦2人の生活です。人に迷惑をかけない老い方、人生を心掛けています。
※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。
◇◇◇
常識というのは正解がないものかもしれません。同じ感覚を持った仲間でないとそれが非常識になるもので、付き合っていく上でストレスになります。これは、そんな友人との話です。
20~30代の時、仕事で知り合った同僚がいます。その職種は私以外のスタッフはほとんどが未経験者、とにかく大変でした。ちょっと問題のあるようなお客様への対応を率先してこなし、ああなってしまっては大変だよねとよく話したものでした。
お互い、転職、結婚を機に職場を退職したのですが、その後も友達づきあいを続けているうちに少しずつ違和感を感じるようになりました。
40を前にして私の結婚が決まり、披露宴などはしなかったのですが、友人からお祝いの品を頂きました。小中学生の間で人気のキャラクターのフォトスタンドでした。気持ちは値段ではないと思いつつ、1000円程度のもので少しびっくりしましたが、内祝いを送りました。
その後友人の結婚も決まり、披露宴に招かれました。彼女からはお色直しを3回することや料理にこだわったことなどを聞いていました。当日、ご祝儀を持って参加。ところが、3回も着替えるものですから、新婦はほぼ会場に不在。披露宴は衣装を替えては登場してひっこむ、という着せ替えショーと化していました。
引き出物を開けてみると1000~1500円位のカタログギフトが入っていました。
そのほかにも、ちょっとした気遣いのなさや金銭感覚の違いで違和感とストレスを感じながらも、付き合いを続けました。
友人が出産したとき、お祝いと新生児グッズを送ると「ありがとー」と一言だけメールが。その後改めてお礼の手紙が届いたのですが、その手紙はぐちゃぐちゃと数か所直されている文章でした。親しき中にも礼儀あり。もう私たちは20代の若者ではないのです。私だったら出産祝いのお礼状だったら間違えれば書き直すと思います。産後丁寧な手紙を書く時間がなく、忙しかったら電話でお礼を言うだろうな、と思いました。
その後、友人は家を新築。私は主人の名前でお祝いを送りました。その時は修正テープで複数個所直した手紙が届きました。
新居に招待していただいたので夫婦で伺ったときも、「新築おめでとうございます、素敵な家ですね」という夫に、ご主人と一緒に延々家の自慢話をしていました。
「お祝いありがとうございました」とか、何か一言あってもいいのに、夫婦とも同じ感覚なのか......と驚いたのを覚えています。
その後もいろいろあり、現在は疎遠となっています。
友人が良い仲間と出会えているとよいのですが......。
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