<この体験記を書いた人>
ペンネーム:むらまゆ
性別:女性
年齢:45
プロフィール:45歳契約社員です。夫は48歳会社員、息子は18歳専門学校生です。
コロナ禍でソーシャルディスタンスを気にするこの頃ですが、さすがに「これはない!」と思った出来事がありました。
新築のときに入居して、もう20年ほど賃貸マンションに住んでいます。
14階建てで、90世帯近くが入居しており、駅にもスーパーにも近く、治安も悪くないところが気に入っています。
難点を挙げるとすれば、エレベーターが1基しかないこと。
私の家は比較的階層が低いので、荷物がなければ階段を上って自宅へ帰りますが、2年前に心臓を悪くしたので、できるだけエレベーターを使用したいのが本音です。
このときは買い物でペットボトルやら何やら10キロ以上の荷物を持っていたので、エレベーターに乗ろうとしていました。
ところが、エレベーターに乗った瞬間、突然やってきた70代前後のおばあさんににらまれながらこう言われたのです。
「一人で乗りたいから今すぐ降りて」
大きな荷物を持っている私の姿が見えているはずなのに、この人は何を言っているんだろうと思いました。
例えば、車椅子に乗っている人ならば私も譲るでしょう。
おばあさんは70代くらいに見えましたが、足腰は丈夫そうですし、スポーツジャージにタオルを巻いていたので、運動の後だったのかもしれません。
私が「え、降りなきゃいけないの?」とエレベーターの中でアタフタしていると、「どくのどかないの、さっさとどいて!」と怒鳴られてしまい、心臓がドキドキしてしまいました。
降りた私を置いて、おばあさんはエレベーターに乗ってボタンをポチ。
私は怒りを堪えて、自分の家まで荷物を抱えて階段を上りました。
その後、心臓が大変でしたが... 。
そんなことがあった数日後、なんとあの「独占おばあさん」が、別のおばあさんに同じことを言っているのを目撃しました。
2人ともエレベーターを待っていたようで、相手のおばあさんはあきらかに体調が悪そうでした。
「私一人で乗りたいから降りて」
独占おばあさんが言います。
具合が悪そうなおばあさんは「私、最上階だから乗りたい」と言い返します。
すると「私が先に待っていたから私の勝ち。先着1名です」と、エレベーター独占おばあさんは一人で乗っていってしまったのです。
居住者全員のエレベーターなのに...怒りで震えました。
このことを夫に相談したところ、「あのおばあさんは問題ありな人」と住人の間で有名なことを教えてくれました。
「ソーシャルディスタンスに厳しい人だからしょうがないんじゃない。できるだけ関わらないほうがいいと思う」
夫の意見はもっともですが、素直に納得できない自分もいます。
今後、もし同じ事を言われたら言い返してやりたい...。
同じマンションの住人同士争いなく、お互い嫌な思いをせずやっていくことが一番大事とは分かっていますが、モヤモヤが止まりません。
人気記事:少しの間、高熱で寝込む息子との留守番を実母にお願い。帰ってみると...《石塚ワカメ》
人気記事:《漫画》パート先で53歳同僚のいじめのターゲットに!? もう許さない! 立ち向かうと決意した日<前編>
人気記事:《漫画》義母と私の関係は良好! なのに...一歩たりとも「我が家に上がらない」のはなぜ?<前編>
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。