46歳、電車通勤片道1時間半はきつかった...!本音は地元で働きたい

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ペンネーム:なにしてんねん
性別:女
年齢:46
プロフィール:自営業の夫と一般企業で正社員として働く私、そして私立の中高一貫校に通う子供の三人家族です。

※ 毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

◇◇◇

これまで車で30分程度の距離にある地元の企業で働いていたのですが、2011年の東日本大震災後に会社が倒産し、当時、私が担当していた取引先の好意でそちらに入社させていただきました。

会社が倒産するという告知から実際に閉鎖になるまで1カ月程の期間しかなく、当時は、急いで次の職場を探さなければといった気持ちで焦っていたので、通勤時間片道1時間半ということが気にはなったものの、取引先の企業が受け入れてくれると言ってくれているのだから良いかという気持ちで転職を決めました。

当時私は38歳で、自覚はなかったものの転職するには既にギリギリの年齢だったなと思います。現在の職場に入社した後に知ったことですが、この会社で受け入れている転職者の年齢はだいたい39歳までとされていて、相当な理由が無いとこの年齢付近の転職者は受け入れていないとのことでした。

取引先としてお付き合いをさせていただいていた会社だったため、全くのゼロスタートではありませんでしたが、それでも社員として働き始めてからこの会社の文化や仕事の進め方などに馴染めるまで数年掛かりました。なので、自分の居場所がこの会社にあるなという気持ちが持てるようになったのはごく最近のことです。
そのような期間を経て現在46歳になり、身体の疲れが取れないと感じる日が多くなりました。十分な睡眠時間が取れないため、片道1時間半の通勤が負担に感じるようになっていたのです。


残業が続く時期は会社を夜10時付近に出る日が続き、自宅に着くのは午前0時を回ってしまいます。家に帰ってから子供と会話できる時間もわずかで、帰宅電車の中で子供にLINEをするなどして今日の出来事について聞いたりしています。
家に帰るとキッチンにためられている夕食の片づけをしたり、洗濯をしたりして、寝るのはいつも2時ぐらいになってしまいます。そしてあっという間に朝が来るので、家にいる時間が本当に短いなと感じます。そして、その生活によってだんだんと疲労がたまっていきます。

世間では有効求人倍率が過去最高だなどと言われていても、46歳を過ぎた転職者を正社員として受け入れてくれる企業はまれです。たとえスキルがあっても同様の条件で転職できる可能性はとても低いです。かといってこのまま60歳まで今の会社に通っている自分も想像できず、まだ38歳のとき、自分で今の会社に転職する前にこれからの自分の仕事やキャリアについてもっと真剣に考えておけば良かったと後悔しています。

できれば車で30分程度の移動で済む職場で、自分のスキルを活かせる職場を探せば良かったです。

ぐったりとして疲れがとれない毎日を過ごしながら、この通勤時間片道1時間半と引き換えに自分に残るものは何なのだろうかと思うと、今から10年後の自分がまた後悔しないために今の自分に何ができるか考える日々です。

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