「今から10年前、ある地方にある神社を訪れたときの出来事です。その神社は駅から距離があるので、偶然見つけた貸し自転車屋さんで自転車を借りて神社まで行くことに。念願だった神社を堪能し、自転車を戻しに行くと、シャッターが閉まっているではありませんか! そして、よく見ると貼り紙が..。そこに書いてあったのは...」

■はぁ!?「10分で帰ってこれるだろ!」と怒鳴られ...
すぐに電話するとおじさんの怒鳴り声。
「何時だと思ってるんだ、遅いんだよ! 今から行くから待ってろ!」
何時だと言われても...まだ明るい4時30分です。
すぐにおじさんは私のリュックを持ってやってきました。
「お前、神社に行くだけで何でそんなにかかるんだ、神社なんて10分もあれば済むだろう、のろま! うちは4時閉店なんだよ! どうしてくれる」
おじさんは怒鳴りながら詰め寄ってきます。
4時閉店と言われても...最初に閉店時間をきちんと確認しなかった私も悪いですが、都会の店、いえ、普通の店なら当たり前に営業している時間です。
まさかそんなに早くに閉まるとは思いませんでした。
それに、私が行った3時の時点ですでに閉店の1時間前...。
激怒するくらい閉店時間が大事なら、最初にそれを言うなり私の携帯番号を聞くなりするべきだと思いました。
「屁理屈を言うな、常識で考えれば分かるだろう、二度と来るな!」
おじさんに反論すると、そう言って乱暴にリュックを押し付けられました。
ちなみに、後で宿にあった何冊かの観光ガイド本を見ても、その神社の観光所要時間は1時間程度と書いてありました。
神社にいつも行っているような地元の人なら10分で済むかもしれませんが、大きなリュックを背負った私はどう見ても観光客です。
神社の所要時間は10分で閉店は4時が当たり前というおじさんの考えを押し付けられて一方的に怒られてしまい、楽しい旅行に水をさされた気分でした。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。


