「義父が亡くなった後も、仕事を続け、アクティブな義母。しかし、いつの頃からか違和感を覚えるようになったのです。使うはずもないものを通販番組で購入するんです。そんな義母の様子に、私たちは『あること』に気付いて...」
■どんどんモノが増えていく義母の家
それは肌にクルクルとあてる美顔ローラーだったり、野菜や果物をみじん切りにする電動粉砕機だったり、足の裏を刺激して健康を促す足つぼマッサージ機だったり多岐に渡りました。
なんとなく大丈夫かなとは思っていたものの、繰り返しますが義母は働き者です。
自分で稼いだお金です。
ギャンブルに使うわけでもなく息子夫婦に文句を言われる筋合いはないことは重々承知しています。
でも、1人暮らしなのに広い一軒家で、どんどんモノが増えていくことに一人っ子である夫は複雑な思いをしたようです。
そして今年のお正月に帰った時に発見したもの。
それは洗面所の高いところに隠すように挟み込まれてありました。
腹部に貼って腹筋を鍛えるための装置でした。
多分まあまあな金額がしたものと思われます。
「お義母さん、これ使ってるの?」と聞くこともためらわれるような商品でした。
使っているわけがないのです。
その後、夫にはそれを伝えました。
義母は買い物依存症になってしまったのかもしれません。
心配していたことが本当になってしまったと感じました。
本人は気付いてないかもしれませんが、義母は寂しいのではないでしょうか。
買い物を通してしか満ち足りない気持ちがあるとしたら、わたしたち家族に責任はあるのではとも思いました。
これからのことを考えさせられたお正月でした。
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