2025年12月12日 一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 一般社団法人コーチング心理学協会 ウェルビーイング心理テスト研究所
【法人化7周年記念】一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会・一般社団法人コーチング心理学協会 共同研究プロジェクト
ウェルビーイングは「状態」から「磨けるスキル」へ。10の領域で幸福度を高める新尺度「10の統合的ウェルビーイング・スキルテスト」を開発・公開
2025年12月12日 一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会, 一般社団法人コーチング心理学協会
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会(代表理事:徳吉 陽河)は、法人化7周年を記念し、個人の幸福度を多角的に測定・向上させるための新尺度「統合的ウェルビーイング・スキル・テスト(IWBSS:Integrated Well-Being Skills Efficacy Scale)」を開発し、Webサイト(https://sinritest.com/iwbss/)にて公開いたしました。一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会は,ポジティブ心理学,ポジティブ心理療法を活用したカウンセリングの実践的・実用的な研究を行っている非営利研究団体です。
この度,法人化7周年を記念して,これまでの研究や実践活動を集大成を行う意味で,また,より個人・社会がより良い状態になることを目指して,統合的なウェルビーイングの実践的・実用的な研究を目指しました。
ウェルビーイングを単なる「一時的な状態」として捉えるのではなく、学習・習得可能な「スキル」および「自己効力感(エフィカシー)」の視点から再定義した画期的なフレームワークです。
サイトは https://sinritest.com/iwbss/
・・・今後もバージョンアップを予定しています。(アメリカとの国際比較など)
■開発の背景:ウェルビーイングを【すべての人】にを目指して
これまでウェルビーイング(幸福・健康)は、一般的に「幸せな状態」や「満たされている状況」を指す言葉として認知されてきました。しかし、環境や状況に依存する「状態」としての幸福は、個人の力ではコントロールしにくい側面があります。
当協会では、法人化7周年を迎えるにあたり、**「すべての人がその人らしく生きられる社会」を実現するために何が必要かを問い直しました。その答えが、ウェルビーイングを「誰もが練習によって習得できるスキル」**として捉え直すことでした。
「どうすれば幸せになれるか(スキル)」と「自分にはそれができる(エフィカシー)」という2つの視点から研究を重ね、開発されたのがこの「IWBSS」です。自分の人生を主体的にデザインする力を、より多くの人に届けることを目的としています。
■「10つの統合的ウェルビーング・スキルテスト」が測定する10の統合的ウェルビーイング領域
本テストでは、ウェルビーイングを以下の10領域に分類しています。これらは相互に影響し合い、総合的な人生の満足度を構成します。
1. 感情的ウェルビーイング
・定義: ポジティブな感情(喜び、楽しみ、感謝)を感じ、人生に対する全体的な満足度が高い状態。
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メリット: ストレスからの回復力(レジリエンス)を高め、創造性や日々の活力を生み出します。
2. 精神的ウェルビーイング
・定義: 自分の強みを理解し、自律的に行動できている状態。自分の弱さも含めて受け入れている(自己受容)状態です。
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メリット: 困難な状況でも自分を見失わず、成長の機会に変えていく強さが身につきます。
3. 社会的ウェルビーイング
・定義: 他者と信頼関係を築き、コミュニティに貢献できている感覚。困ったときに「助け て」と言える関係性も含みます。
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メリット: 孤独感を軽減し、安心感と帰属意識を得ることで、心身の健康寿命を延ばします。
4. 身体的ウェルビーイング
・定義: 睡眠・食事・運動の習慣が整い、日常活動を行うのに十分なエネルギーがある状態です。
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メリット: 集中力やパフォーマンスを維持し、病気の予防や気分の安定に直結します。
5. スピリチュアルウェルビーイング
・定義: 人生の意義や目的を感じ、自分を超えた大きなもの(自然、運命、信念など)とのつながりを感じている状態です。
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メリット: 迷った時の羅針盤となり、深い精神的な平穏と、逆境に負けない強さを与えてくれます。
6. キャリアウェルビーイング
・定義: 仕事や学習、家事などの活動において、自分の強みを発揮し、やりがいや成長を感じている状態です。
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メリット: 日々の生活にハリが生まれ、経済的な安定や自己実現の基盤となります。
7. ファイナンシャルウェルビーイング
・定義: 現在および将来の経済状態に対して安心感があり、資産を管理・活用できている状態です。
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メリット: 将来への不安を減らし、人生の選択肢(やりたいことへの挑戦)を広げることができます。
8. 時間的ウェルビーイング
・定義: 時間の使い方を自分でコントロールできている感覚。仕事、休息、遊びのバランスが取れている状態です。
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メリット: 「追われている」感覚が消え、心にゆとりが生まれ、重要なことに集中できるようになります。
9. 環境的ウェルビーイング
・定義: 自宅や職場が快適であること、そして自然環境と調和した生活を送れている状態です。
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メリット: 不快なストレスを減らし、リラックス効果や集中力を高める土台となります。
10. デジタルウェルビーイング
・定義: テクノロジーに振り回されず、主体的にツールを活用できている状態。情報との健全な距離感を指します。
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メリット: 情報過多による脳疲労を防ぎ、リアルな体験や人間関係を充実させることができます。
■今後の展望
「統合的ウェルビーイングスキルテスト」を通じて、個人が自身のウェルビーイングの状態を可視化するだけでなく、どのスキルの数値を伸ばせばより自分らしく生きられるかという具体的な指針を提供していきます。
また,ウェルビーイングを高めることができる支援者(サポーター・リーダー・ファシリテーター)の視点について実践的な研究を行ってまいります。
さらに,国際比較を実施,グローバルでの研究調査を実施してまいります。
行政・教育・医療・福祉での共同研究。介入支援の研究,コーチング,カウンセリング,キャリアカウンセリングの現場でも活用いただけるよう、認定講座の展開やデータ分析の深化を進めてまいります。
■開発・運営団体について
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会
https://www.positive-counselor.org/

一般社団法人コーチング心理学協会
https://www.coaching-psych.com/
ウェルビーイング心理テスト研究所 共同研究プロジェクト
公式サイト(ウェルビーイング心理テスト研究所: https://sinritest.com/iwbss/
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協会公式サイト: https://www.positive-counselor.org/
■本件に関するお問い合わせ
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 事務局 E-mail: (貴団体のメールアドレス) URL: https://www.positive-counselor.org/