意外な事実!寒い地域で暮らすペンギンは少数派!?
「すみだ水族館」には49羽(2022年2月現在)のマゼランペンギンがいます。「よくペンギンのイラストの背景に描かれるのが、氷山だったりするので、そのようなイメージがついたのかもしれません。しかし、実際には、寒いところで暮らすペンギンは意外と少ないのです」と飼育員さん。ペンギン科はコウテイペンギンやイワトビペンギンなど18種ほどありますが、寒い地域に生息しているのはたった2種ほど。「マゼランペンギンは、人間と同じような気候、日本の気候でも生活が可能なのです」
「すみだ水族館」のペンギンは交尾をしたら恋人確定!?
また、ペンギンも人間と同じように、カップルを作るのだといいます。「あくまで『すみだ水族館』の基準ではありますが、交尾をしたら"恋人"、産卵をしたら"夫婦"としています。」とのこと。"夫婦"になるまでにデートをして、関係を深めていくのは人間と同じなのでしょうか。今回紹介したような、うぶなペンギンの恋模様が繰り広げられる一方、恋人の時や恋人になる前には人間さながらのトラブルが起きることもあるそうです。
49羽が織りなす悲喜こもごもの複雑なペンギン関係は、片想いあり、胸キュンあり、失恋あり、友情あり...。ひょっとすると、そこには人間よりも複雑な関係性が生まれているかもしれません。
日々愛情たっぷりにマゼランペンギンを見守る飼育員の皆さんは、"ペンギン関係"を観察して「すみだペンギン相関図」なるものを作っているそう。
応援したいカップルや推しのペンギンを見つけて観察してみると、水族館がより楽しめそうです。
※掲載情報は、2022年2月時点の情報です