自身を「捨て魔」だと話すミニマリストのゆるりまいさん。『わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・』(KADOKAWA)では、かつて実家にものをあふれさせ、片づけを巡ってケンカもした祖母との別れが描かれています。遺品整理をする中で、ゆるりさんはなぜ祖母があんなにたくさんのものを家に置いていたか、少し理解できたのだとか...。ゆるりさんが空っぽの部屋の作り方と魅力を綴った『わたしのウチには、なんにもない。4コマ総集編』、『なんにもない部屋の暮らしかた』(KADOKAWA)と共にお届けします。
※本記事はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
【洗面所の収納棚】捨てたい私と、捨てたくない母 攻防戦に勝つ秘策
家を建てる際、我が家の荷物が一体どれくらいの量にまで絞れるのか見当が付かなかった私は、設計士さんに「ありったけの収納を希望します!」とお願いしました。その結果、床から天井までの大容量の収納棚が誕生しました。が、しかし今。その大容量の収納棚は、がらーーーん。我が家で捨て変態なのは私だけ。家族の物を含めたら、物は決して少なくないはず!と思っていたのですが、個々の洗面道具はさほど量がなく、洗剤など消耗品の管理も私が行っているので、収納する物が特になかったのです。
しかも、そこからさらにバスタオルとマットを捨てる暴挙に出た私。しかし(当然ながら)最初は母に猛反対されました。そこでボディータオルで全身拭いて、お風呂場で足の裏まできれいに拭けばいいと主張したのです。最初は渋っていましたが「洗濯の負担が軽減されるよ!」など説得を繰り返し、ボディータオルでも全身いけると気付いた母に、やっと捨てることを認められました。








