自身を「捨て魔」だと話すミニマリストのゆるりまいさん。『わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・』(KADOKAWA)では、かつて実家にものをあふれさせ、片づけを巡ってケンカもした祖母との別れが描かれています。遺品整理をする中で、ゆるりさんはなぜ祖母があんなにたくさんのものを家に置いていたか、少し理解できたのだとか...。ゆるりさんが空っぽの部屋の作り方と魅力を綴った『わたしのウチには、なんにもない。4コマ総集編』、『なんにもない部屋の暮らしかた』(KADOKAWA)と共にお届けします。
※本記事はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
【ダイニングテーブル】家族がお気に入りの物を持つことで、食事も楽しくなりました
「どれくらい乗るのか限界まで挑戦してみました!」。汚家時代のダイニングテーブルを表現するとしたら、こんな文章が合うんじゃないでしょうか。
しょうゆや塩などの調昧料、ハサミやセロハンテープなどの文具、リモコン、読みかけの本、新聞...。「手元にあると便利っちゃー便利よね!」と思う物から始まり、大事な書類から大事じゃない書類まで、果ては賞味期限切れの食べ物や使い終わった乾電池まで満載だった、我が家のテーブル。「手元にありゃいいってもんじゃないよ!」と当時の家族にツッコミたいです。
食事の時になると、テーブルの上にある物を必死に端に寄せて、無理やりスペースを作り食卓へ。そのテーブルで、間に合わせで買った、大して思い入れのない食器でご飯を食べる。

そんな食卓でくつろげるわけがなく、長居は無用!とばかりに早く食べ、自分の部屋に戻る......といった生活でした。








