自身を「捨て魔」だと話すミニマリストのゆるりまいさん。『わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・』(KADOKAWA)では、かつて実家にものをあふれさせ、片づけを巡ってケンカもした祖母との別れが描かれています。遺品整理をする中で、ゆるりさんはなぜ祖母があんなにたくさんのものを家に置いていたか、少し理解できたのだとか...。ゆるりさんが空っぽの部屋の作り方と魅力を綴った『わたしのウチには、なんにもない。4コマ総集編』、『なんにもない部屋の暮らしかた』(KADOKAWA)と共にお届けします。
※本記事はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた』(KADOKAWA)から一部抜粋・編集しました。
【キッチンの作業スペース】なんにもないから家事の効率が上がる&家族の掃除の手間が省ける
「ここさぁ、モデルルームの方が物あるよ?」この台詞、何度聞いたでしょうか。よく我が家は「モデルルームみたいだね」と、やたらとモデルルームと比較される事が多いのですが、キッチンを目にすると、冒頭のような意見が寄せられるのです。
それもそのはず。モデルルームはスッキリ整頓された中に、おしゃれな瓶とかパスタとか、季節のフルーツなんかを飾って、居心地のいいおしゃれ空間を演出しています。が、我が家にはそれがない。なんにも表に出さない。もはや執念を感じるほどに出さない。「料理しないの?」と疑われても出さない。もはやこのがらーんとしたキッチンでは、インテリアという概念はとっくに捨て去られ、どこまで全部しまえるかを追求していった私の、飽くなき挑戦の結晶と言えるでしょう。








